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「身体はトラウマを記録する」読書会   第2週の振り返り

こんにちは。
日本初IAOTRC認定トラウマ回復コーチのDr Blueです。

振り返りを今週末に書きたかったのですが、体調が悪くて遅くなりました。
以前であれば、自分の体調より予定を優先していました。
だけど、トラウマについて学びを深めていく毎に、無理しない方が、長い目で見たら安定していて、自分にも優しいことにやっと気がつく事ができました。

第3章、第4章ではただただトラウマが脳にどの様な影響を与えるのか説明が。トラウマについて学びを深める前までは、子供時代のトラウマが長期的に脳に影響を与えるなんて思いもしませんでした。

だから、自分を意味もなしに責めたり、凍りついた状態で為す術もなく数ヶ月浮上するのに時間がかかったり。

因みに、凍りつきとは、背側迷走神経が優位になっている状態
海外でポリヴェーガル理論のセミナーでDorsal、Ventralがどうしても覚えられなかったので…
Dorsalは亀の甲羅の形、Ventralは人とのつながりを大切にしているヒーローのベルトのVマーク

だけど、今は、Amygdala (扁桃体)でアラートが出ているから、PFC(PreFrontal Cortex:前頭前皮質)を使って考えられなくても当然だよね。だから先ずはアラート解除する為に身体に安全だよってメッセージを伝えてあげなくちゃ!ってなりました。

余談になりますが、この2年間は身体に安全だとどうやってメッセージを送ったらいいのか(ボトムアップアプローチ)について学びを深めてきました。なので、何をしたらいいのか、そして、1つうまくいかなくても、いくつかの方法でセルフケアをする方法を学んできました。(年明けには、ACEスコア7の私が学んできた内容を本と講座にする予定です。乞うご期待)

因みに、人の脳の成長はとても時間がかかるもので、ゆっくりです。

ヒトの脳の成熟のプロセスが緩徐に進行することがわかってきた.
例えば,前頭前皮質の成熟は20代後半まで進行する.

脳科学・神経科学と少年非行
友田明美
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjscrim/42/0/42_11/_pdf/-char/ja

そして子供時代に大きなトラウマを経験した人に起こる脳のダメージとしては、下記のものが挙げられます。私自身も、トラウマ回復コーチングのクラスで下記の事を知った時は衝撃でした。

でも、ここで伝えたいのは、過去に経験したトラウマは
アナタのせいではないという事。

そして、過去のトラウマがアナタの脳に影響を与えていたとしても私達には神経可逆性があり、学び直しが出来るという事です。

神経可逆性は比較的新しい発見で、「いっしょに発火する」ニューロンは「つながる」というものだ。ある回路が繰り返し発火すると、それがデフォルト設定、すなわち、最も起こりそうな反応になりうる。

身体はトラウマを記録する p 96
ベッセル・ヴァン・デア・コーク 

私にとっては、トラウマと脳については、まだまだ自信を持って説明できる程学びを深めていないと感じているので、今日はここまで。

(沢山の神経科学とトラウマについて講義出てはいるのですが、どうも苦手です。。。苦笑)

ではでは、また次回振り返りでお会いしましょう!

🇯🇵素敵な1日を!🇬🇧Have a lovely day to you! 🇮🇹Buona giornata!


Eri Blue  (エリ ブルー)
自分はぐくみ塾 塾長/Dr Blue Coaching 代表
1983年生まれ。イタリア・ミラノ大学大学院卒(生化学博士)。管理栄養士。日本初IAOTRC認定トラウマ回復コーチ。外資系企業勤務を経て独立。ACEスコア7のACEサバイバー。名著「身体はトラウマを記録する」の著者ベッセル・ヴァン・デア・コーク先生主催のTraumatic Stress Studies(トラウマストレス研究)、IFS (内的家族システム療法)、NVC(非暴力的コミュニケーション)での学び、及び自身の経験を通して「ACEサバイバーに希望の光」を灯す為に活動。

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ACE(逆境的小児期体験)についてはこちらから

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