見出し画像

東京ビッグサイトで日本の伝統工芸が盛り上がっていた件。LIFE×DESIGNは面白い!

ごきげんよろしゅうございます。
今日は茶道からはちょっと遠い話ですが、ちゃんと関係があります笑

今月の6日から8日まで、東京ビッグサイトでギフトショーが開催されていました。
生産者と小売業者のリアルマッチングイベント、と思っていただければ間違いないです。

どのブースも新製品を持ち込んでいるのと、売上が見込めるグッズについては床面積を広くとっているので、今の流行と次のトレンドが見て取れる好イベント。
相変わらず今年も、美容とアウトドアグッズが人気ですし、卸業者・小売どちらも中国、韓国勢に勢いがあります。
私もよい収穫があったので、これから頑張ってお仕事します!

これはちょっと面白くて目が離せない動きだな、と思ったのが
「LIFE×DESIGN」
という企画展。
日本各地から、伝統的な技法を使って生産された工芸品、和風を押し出したグッズが集まっているテーマ性の強い展示会です。
今年は明らかに床面積が広く、ブース数が増えてる!
そして、生産者も素材や技術を活かした新しい商材を開発していて、ラインナップが増えてる!

個人的に嬉しいのは
「漆器」
の出展が増えていること。
モダンなデザインの食器やキャニスター、小物入れに漆が使われていると、パッと目を引く華があって素晴らしいです。
あれは自宅にママ友を招待した時、さらりとマウントを取るためのアイテムとしてニーズがある笑
やっぱり漆は、山田平安堂の路線が正解だと思うんですよね…。
山田平安堂は凄い。
鋳物屋がアウトドアを取り込んでsnow peakになったように、漆器がモダン&陰影礼賛の世界観のパーツになって山田平安堂になってる。

漆はお茶の世界でも馴染みが深くて、棗や菓子入れに用いられていますが、茶道をたしなむ人が減った昨今、茶道具を熱心に買う人は珍しいと思います。
漆のあでやかな艶を生かした和風キャニスターを開発した工房さんはさすがで眼福でした。
やっぱりマメに足を運んでみるものですね!

面白かったのは、フローリングの部屋に設置できる組み立て式和室。

マンション暮らしの人が、無性に和室で生活したくなっても大丈夫!というコンセプト。
今日、会場で展示されていたポータブル和室には、床の間と飾り棚もあって、釜を置いたら完全に茶室…。
いいなぁ、欲しい。

以前に自分で亭主を勤めて茶事をしたら、フェラーリ 1台の費用が飛ぶと冗談を言ってましたが、茶室を建てたらフェラーリ では済まないです。
でも、これならギリいけ…ないかなぁ。
など、考えながら周りをウロウロするのも楽しい。

そういえば、近衛家18代当主の近衛信尹、三藐院のほうが通りがいい人物ですが、高名な能書家で熱心な茶人でもあり、公家には珍しく自由奔放な人柄だったようで、野立ての際に使う組み立て式の茶室を作らせていました。
敷物と釜だけでなく茶室も持ち込んだら、野立てではなくなる気もするのですが、そこはご愛敬です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?