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《皮トンビ》がもう2羽 六本木のミッドタウンへ飛んできていました(六本木アートナイト)

 5月27日(土)、28日(日)の2日間にわたって六本木アートナイトが開催されました。六本木ヒルズや国立新美術館でいくつかの作品が先行展示されていましたが、さらにアート作品が増えていました。

ミッドタウン東京では

 六本木のミッドタウン東京3階フロアです。吹き抜けに何かが見えます。

 この吹き抜けに2羽の 皮トンビ がいました。こちらは《高松→越前→静岡→六本木皮トンビ》です。

 もう1羽が《大島皮トンビ》でした。国立新美術館では皮トンビが壁に張り付いていましたが、ここでは空中に浮かんでいます。裏側に回ると皮のままの様子を見ることができ、パーツをどのようにつないでいるかもわかりやすくなっていました。


国立新美術館へ移動します。

 夜の国立新美術館へやってきました。


 先行展示されていた皮トンビです。昼間は外が明るく逆光になっていましたが、夜になると屋内側からライトアップされとても見やすくなっていました。所沢の角川武蔵野ミュージアムの外壁に飾られていたこの皮トンビの名前は《武蔵野皮トンビ》でした。3羽の皮トンビが六本木に集まったことになります。3羽とも 鴻池朋子 さんの作品です。


 国立新美術館3階では、しばたみづき さんの《つぼなんかをつくる》Make As Like a Pot の つぼ が完成して、中庭が開放されていました。枠の中、つぼの近くに座っているのが しばたみづき さんのようです。時間になるとつぼに寄り添い命を吹き込むかのようにゆっくりと、そして時々ダンスをするかのように動いていました。
 入り口近くのディスプレイではここ2週間強の中庭での制作過程が早回しで流れていました。

 3階中庭の前にあるポールボキューズのレストランや1階のカフェなどの様子です。国立新美術館は南側が全面ガラスになっていて、昼間は室内もあかるいのですが、陽が沈んでしまうとライトがあっても薄暗く感じます。それはそれで神秘的な雰囲気になります。


 国立新美術館別館の外側に貼り付けられた うらあやか さんの熊蜂と少女を撮った作品です。やはり、一瞬の時を切り出した作品でした。

 皮トンビを創った 鴻池朋子 さんによる《狐ベンチ》には、暗くなっても人が集まっていました。


六本木ヒルズに向かいます。

 六本木ヒルズに移動します。エマニュエル・ヌホーさんによる《100色の記憶》はライトアップされた光景も印象的です。周りには私と同じようにこの作品を写真に収めようとする人たちが集まっていました。


 六本木ヒルズの屋内にも作品が展示されていました。《SHUKU》という、十二面体のオブジェを中心としたインスタレーションです。

 こちらの作品は《DXもふもふ毛布ドリームハウス》というのだそうです。


 東京メトロの改札から広場へ上るエスカレーターの上部には バルーン の作品がありました。しぼんでしまったように見えるのですが、私の感覚の問題でしょうか。


 六本木ヒルズではテレビ朝日と54階建ての森タワーの間にイベント会場の六本木ヒルズアリーナがあります。年末にはM1の敗者復活戦の会場になっている場所です。27日土曜日の午後6時からオープニングセレモニーが開催されていました。2階、3階にもセレモニーを見ようと人が集まってくる状態です。何か音楽が聞こえるのですが、ここはあきらめることに…


 六本木交差点、洋菓子店アマンドの前にも作品がありました。アルミホイールなどで作られた人や動物の形です。プランターには子供がひざまずいて何かをしているように見えます。六本木のこのあたりでは子供たちがプランターの花を入れ替えているそうで、その話しを聞いた作者がイメージした作品ということでした。


 帰りにミッドタウン東京に隣接するミッドタウンガーデンを散策しました。ライトアップされた庭園では噴水にもウォーターブルーのライトがあたり、幻想的な雰囲気を醸しだしていました。


※六本木アートナイト2023は5月27日土曜日と28日日曜日の2日間だけのイベントです。現在はほとんどの作品は終了していると思います。ここでは当日の報告としてまとめましたので、ご了承ください。

(2023年6月1日)





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