yousoromakiko21

2023年は着付け講師デビューの年と決めました。 ここには日々、私がやった練習、お稽古…

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2023年は着付け講師デビューの年と決めました。 ここには日々、私がやった練習、お稽古、あとは 思ったことや気づいたこと。 昔の私に、今の私が教えてあげたいこと。 そんな事を書いてます。 https://ameblo.jp/macco-no-kimono/

最近の記事

きものの防寒について

年末です。 洋服でも厚手のコートやダウンを着込むこの季節。さて、きものの防寒ってどんなものがあるのでしょうか。 着物用のコートや道行が真っ先に頭に浮かびますね。 でもそれらの用意がある人は少数かと思います。 暑がり、寒がり体感は人それぞれですが、 手持ちの小物や小さなアイテムで できる防寒やお勧めしない方法についてまとめました。 成人式で初めてきものをお召しのお嬢さんのお役にも立てればと思います。 ⚫︎きものって暖かい きものは肌着、襦袢、きもの…と 重ねて纏う衣服です。体

    • 浴衣着るなら知らないと危険

      7月に入りました。 薄ものの季節です。 街を歩くと涼しげな絽や紗、 あるいはゆかたを着た方とすれ違います。 テレビのニュースを観ていたら ワンピース状の着付けいらずの浴衣が 今年はよく売れているようです。 (浴衣とワンピの2WAY) さて。 一般的な浴衣でも、ワンピース浴衣でも 一番に気をつけて頂きたいこと。 それは 浴衣の下に何を身につけるか です。 何を当たり前なことを? と驚かれるかも知れませんが これが大問題なのです。 浴衣というより薄手のワンピースと お考

      • きもの周りのお買い物の仕方

        きものを着始めた頃は 肌着や足袋ひとつすら無く 結局それらを一個ずつ買い求めていくと あれ? 欲しいものはたくさんあるのに 予算があまりにも少ない! と愕然としたものです(きものあるある)。 本当は早く、 素敵な帯とかきものとか小物とか… 欲しいのになあ。 ここでつい、予算内でなんとか色々買おう… と値段を先に確認したくなるのですが これは悪手。 こんな時こそ、値札は最後まで見ない。 品物だけをみる。 本当に心惹かれるものはどれか、よく見る。 それで結局予算オーバーで

        • きもののルールは窮屈か

          5月中旬。 昨日から昼間の気温が25度を超えて、 急に日差しも強くなり、 日傘やサングラスが欲しくなりました。 毎年この時期に悩むのは 今の季節に、どのきものをどう着るか。 いわゆる暦どおりとなると 5月はまだ袷(あわせ)という裏のついた きものに、帯や小物も冬のものを 合わせることになります。 とはいえ、25度の気温に袷は当然暑い。 だから体感に合わせて、少し早めに 単衣(ひとえ)という裏のないきものを 装う人がおそらく多数派ではないでしょうか。 私もその一人です。 昔

        きものの防寒について

          好きのつよさ

          子ども達がそれぞれに中学、高校に 入学してひと月半経ちました。 中学の頃は遅刻なく毎日登校する以外は 提出物はいい加減、 大切なお手紙も私に見せない等 本当に私を悩ませた長男。 高校生は留年も、停学や退学の処分も あるのにどうするのかとヒヤヒヤ していた私の心配をよそに、 今のところは恐ろしいほど順調です。 お手紙はその日のうちに見せて、 必要なら私のサインを求めてくる。 宿題はさっさと済ませてカバンに入れる。 朝も1時間早くなったのに、 テキパキと身支度をして遅刻なく登

          好きのつよさ

          他装のお稽古 女袴の着付け

          他装のお稽古は女袴の着付けのつづき。 前回は最初から丈を短く詰めた 二尺袖の襦袢と着物(レンタルは大抵これ) で練習したので 今回は振袖に袴を着付ける手順を練習。 二尺とは違い、襦袢も着物も丈上げが 必要になる分手数も増えるし テクニックも必要となるので少々気を使う。 丈を詰めていない限り、 袴と合わせる時は着物丈は短く着ることに なるからここで取る方法はふたつ。 ①おはしょりを長くとる ②裾を内に巻き上げる 私は主に②の練習をやっている。 ①は必要に迫られれば練習もす

          他装のお稽古 女袴の着付け

          先生修行中

          今日は他装初級のお稽古の日。 私はお手伝いとして姉弟子と一緒に 教室のお生徒さんをお迎えする。 私はあくまでも「そこに居る」だけの人なので 盛り上がりを見守る人に徹して 時々迷ってる方にひと言添える程度で あとは笑顔で合いの手をいれるのみ。 姉弟子は目配りがきくし、 声掛けのタイミングも素晴らしいので そばに居たら色々と勉強になる。 こういう時つい、 私はこんなふうに言えないや。 こんな判断、私に出来ないや。 と姉弟子と自身のギャップに心は しぼんで、 いつか一人でお生徒

          先生修行中

          きものへの憧れ 大人の学び

          思い返せば私の中にはずっと きものへの憧れがあった。 でもずっと遠くにある気がしてた。 実家の箪笥にきものが数枚入っているのは 何となく知っていたけど 母がそれを着た姿を見た事はほとんどなかったし、手入れをするのも見たことなかった。 それでも一応母は自装出来るというし (出来栄えはさておき)、 高校では授業で浴衣を縫ったと話すので そういうものかと思っていたら 自分が大人になってみて驚いた。 30過ぎても私はきものを着るどころか、 畳むことすら出来ない。 何ならどっちが上前

          きものへの憧れ 大人の学び

          きものの始め方 マイサイズはいつ手に入れる

          そう言えば着物を着始めた頃は 自分のものを買ったり、 ましてや誂えたりなんてとても出来ないと 思い込んでいた。 着物はとても高価なものだと思っていたし (事実高価なものも沢山ある) そんな贅沢は幼い子を育てていて、 現金収入のない私には身の丈に合わない 事と決め込んでいた。 着物を買うどころか お稽古代を家計から出すことすら 後ろめたく思って、必要以上に 夫に申し訳ないとすら思っていた。 文字通り昼夜なく子どもを見守り育て、 家事も全部やって、 ちゃんと家族の為に働いているの

          きものの始め方 マイサイズはいつ手に入れる

          フォーマルなのかカジュアルなのか

          何年か前、私の先生が 審査員として関わってらっしゃるご縁で、 西陣織大会の審査会を 私も見学できる機会に 恵まれたことがあります。 広い会場いっぱいに展示された、 沢山の豪華な袋帯(帯以外も色々あった。 ただやはり帯が記憶に色濃く残ってます) 豪華なもの、技巧を凝らしたもの、 今までにないものをという意気込みを 感じさせるもの…まさに圧巻で 作品から伝わる作者の熱に呑まれるような 気すらしたものです。 帯にはひとつひとつ、 タイトルと作者の名前、 そしてフォーマル(あるいは

          フォーマルなのかカジュアルなのか

          美しいに執着すること

          美しい着物が好きで 美しく着物が着たい。 美しく着物を着付けたい。 美しいかたち。 美しい角度。 美しいバランス。 色んなことを考えながら 手を動かして、 着付けの最後の瞬間まで 心を離さず美しくしたいと執着する。 手を動かすことに精一杯のうちは 何がきれいか見えてない。 沢山着付けて、 沢山の着付けを見て 自分の中の美しいが明確にならなきゃ、 着付けの最後に、 一体何を見たらいいのからすら分からない。 知らなきゃ、何にもはじまらない。 沢山見ることだよ 先生の言葉

          美しいに執着すること

          学ぶはたのしい。 でも学ぶは時々孤独でもある。 自分の不出来を思い知らされ、 それをコツコツと改める作業の繰り返しは時に苦しい。 そう言えば先生が私達お弟子のことを 「みんな人柄は素晴らしいけど変わってる」 と評したけど、変わってなきゃこんなに何かひとつにのめり込んでない。

          学ぶはたのしい。 でも学ぶは時々孤独でもある。 自分の不出来を思い知らされ、 それをコツコツと改める作業の繰り返しは時に苦しい。 そう言えば先生が私達お弟子のことを 「みんな人柄は素晴らしいけど変わってる」 と評したけど、変わってなきゃこんなに何かひとつにのめり込んでない。

          お稽古の下準備(他装の場合)

          一月の他装お稽古は男袴の着付けを 2回やりました。 男性着付けは女性のそれに比べてやはり 機会が少ない分、知識も練習量も圧倒的に 足りていません。 さてどうしよう、と私が取った方法。 まずは本やネットで男性着付けのことを調べて、着付け手順を書きだしていく。 それを持ってお稽古に参加し 足りないところや違うところ をどんどん加筆訂正していく。 本当に知りたい事、必要な事が 簡単に本やネットで見つかる事は稀です。 初歩の段階を過ぎると特にそうで、 本やネットの力は実に偉大だけ

          お稽古の下準備(他装の場合)

          ヨーソローとは。 船乗り言葉。真っ直ぐそのまま進め、順調などの意味。 祖父と一緒に船の仕事をしていた祖母はよく、 車を運転する日の私に向けて 気をつけて慎重にねの意味で 「ようそろ行けよー」といいました。 父も元船乗り。

          ヨーソローとは。 船乗り言葉。真っ直ぐそのまま進め、順調などの意味。 祖父と一緒に船の仕事をしていた祖母はよく、 車を運転する日の私に向けて 気をつけて慎重にねの意味で 「ようそろ行けよー」といいました。 父も元船乗り。