プロットも伏線も面倒くさい よるる流小説の書き方

 どうも、超無名web小説家の雨乃よるるです。

今回の議題は「プロットも伏線も面倒くさい人はどうすればいいのか」です。

突然ですが、上橋菜穂子さんという作家さんをご存じですか?「精霊の守り人」とか「獣の奏者」とかを書いた方です。超有名です。

その上橋菜穂子さんが、ある小説を書いたときのエピソードを読んだことがあります。(この先、私の記憶違いなどありましたら申し訳ないです。)

その小説で、あとあと大事なキーになってくるキャラがいるのですが、そのキャラを初め登場させたときは「あとでもう一回登場させよう」なんて思ってなかったらしいです。

つまるところ、無意識に伏線を張っていたんですね。

ちなみに、上橋菜穂子さんはものすごくたくさん書いてたくさん削るという書き方をされてるそうです。消しゴムで書いている感覚、とおっしゃっていました。

ここで私は思いつきました。題して「伏線がめんどくさいから量で攻める作戦」

実際に私が「君の最期を決定する。」という現在カクヨムで公開中の作品で使った作戦です。あまり大々的には使えなかったですが。

まず、小説を書き進めるときですが、物語の本筋と関係ないことも思いついたことはとりあえずぶっ込んでいきます。むちゃくちゃな展開になるかもしれませんし、いらない描写が挟まるかもしれませんが、お気になさらず。すごい文章量になると思います。

書き進めていると、途中で前かいたことと今書いていることが繋がったりしてきます。いらない描写だと思っていたものが何回も出てくると大切なモチーフになったりします。

そう、必然ではなく偶然で伏線回収を行うには、量で攻めるしかないのです。量を書いて、どこかとどこかが偶然つながることを願う。いきなり「あの時書いたやつ今登場させよう!」と思いつくことを祈る。ただ祈る。

その時、必要最小限のことしか書かなかったら、あとあとの伏線なんて無意識には張れません。だから、量を書いておく。

でも無駄なことをたくさん書いたまま完成品にしてしまうわけにはいかないですよね。だから、あとで膨大に削ります。最終的に伏線にならなかったものは残念ながら不用品です。

上橋菜穂子さんの書き方と厳密には全然違うものだと思いますが、着想を頂きました。ありがとうございます。私は今後困ったときにこの方法は試してみようと思います。

他に伏線の張り方のコツなど、知っている方がいらっしゃたらコメント欄にお書きください。


ちなみに、私はカクヨムで小説を書いています。更新頻度は著しく低いですが、良ければリンクから飛んでください。

雨乃よるる(@yrrurainy) - カクヨム (kakuyomu.jp)

以下、記事で紹介した作品です。

君の最期を決定する。(雨乃よるる) - カクヨム (kakuyomu.jp)

また次回お会いしましょう!

もらったお金は雨乃よるるの事業費または自己投資に使われるかもしれないし食費に消えるかもしれない