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#11 ウォーキング・スナップ(冬の京都編)

ここ2年ほど京都旅行にハマった。
そのため、年2回のペースで訪れている(予算があればもっと行きたい)。
そんなアラサー会社員の旅の記録です。

Tokyo to Kyoto

2024年1月21日、私は東京駅にいた。
極寒の地、京都へ向かうために。
4泊5日の旅が始まる。

「どこへでも行ける、気がする場所」

お供は、M11モノクローム(以下:M11M)とフィルム機のL35AF。
他にも2台のカメラを忍ばせていたのだが、まったく使わなかった。
そんなこともある(そんなことばかり)。

「13時12分発」

家族旅行で新幹線および電車を使った記憶はあまりない。
アラサーになり、京都へ行くようになったことをきっかけとしている。
こんなにワクワクする乗り物は他にない(個人の感想)。

「カタイアイス!バリエーションが増えてるっ!」

これはテーブルフォトとも言えない。
ただの食べ物ログであり、iPhoneはその1番の理解者だと思っている。
だって、早く食べたいんだもの!

「東北復興弁当」

富士山も好きだが、滋賀あたりから変わる景色が好きだ。
「随分遠くに来たものだ」と感じる。
そりゃあ、新幹線に乗っているのだからそうなのだけれど。

「トンネルを抜けると・・」

2時間ほどで京都に到着。
毎回、タブレット端末にドラマや映画をオフラインダウンロードして来る。
たが、じっくり見れたことはない。

「1月の京都」

四条通周辺

何度か訪れているとはいえ、私はまったく“ツウ”ではない。
なので、この四条通周辺には毎回来てしまう。
特段の用事はなくても、フラッと来てラーメンを啜ったり。

「四条通」

先斗町も毎度のように通るけれど、本当に通るだけ。
夏は川床に行ってみたい!と思いつつ「室内が涼しいよな」という邪念が。
というか、タクシーの運転手さんがそう言っていた。

「夜は短し歩けよ会社員」

鴨川は何度来ても良い。
この四条大橋から見れる山々には雪が残っていた。
なるほど、寒い訳だ。

「気持ち、分かるよ」

冬の花見小路通。
相変わらず観光客で賑わっている(私もな)。
洒落たヴァレクストラを見つけた。

「花見小路通」

もちろん、こちらも訪れた。
前回はライカQ2をぶら下げていたが今回は・・・・。
そして、次回は・・・(恐怖)!???

「ライカ京都店」

再び四条通へ戻る。
特にこの辺りは和装で歩いている方が多い。
着物レンタルのお店があるのだろう。

「八坂神社」

まだ新年ムードで、出店も多かった。
たこ焼きが気になったけれど「京都で??」と思い直す。
まぁ、関西だから食べても良かった気はする。

「見慣れない3文字」

南禅寺

京都は広い。
というか、前述の通り私は同じところに何度も行ってしまいがちだ。
そんな中、今回初めて訪れたのが左京区にある南禅寺。

「南禅寺へ」

到着と同時に雪が舞い始めた。
雪が降る京都は初めてのこと。
本当、超絶に寒い。

「三門」

夏は極めて暑く、冬は極めて寒い。
でも、個人的にはそこが京都の好きなところだ。
たぶん、住んでいないからこんなことを言えるのだと思う。

「晴れ間から雪」

“マイナス○○度まで耐えられる!”的なダウンジャケットがある。
私もそのようなダウンを持っているのだが、関東ではおよそ出番がない。
しかし、この旅では手放せない存在だった。

「琵琶湖疏水の水路閣」

色々あって(寒すぎて)長居は出来なかった。
サッとお寺を出ると、もはや吹雪き。
「もう無理!湯豆腐だっ!!」とお店に飛び込んだ。

「京都の底力」

湯豆腐を食べようと思ったのは人生で初めてのこと。
なんと、湯豆腐の発祥地はこの南禅寺周辺なのだとか(絶対に諸説ある)。
怖いぐらい身体に染みた。

「計画にない湯豆腐」

鴨川デルタ周辺

タクシーで「鴨川デルタまで!」とお願いすると怪訝な顔をされた。
その反応は正しく、ここには三角地帯(デルタ)があるだけ。
それから、もう2年ほど経つ。

「鴨川デルタ」

そもそも、京都に興味が出たのは作品がきっかけ。
森見登美彦先生の『夜は短し歩けよ乙女』や『四畳半神話大系』などだ。
その聖地の1つが、この三角地帯なのである。

「デルタより」

夏頃は、川で遊ぶ人たちで賑わっていた。
私も恐る恐る足を浸けて、とてつもない夏感を味わったことがある。
なんか、変に、生きている感じがした。

「夏の風景(撮影:去年7月)」

デルタから少し歩くと下鴨神社がある。
神社の鳥居まで続く糺の森は夏でも涼しい(気がする)。
いつか、ここで行われる“下鴨納涼古本まつり”を訪れたい。

「参道の入り口」

相生社の屋根に雪が残っていた。
南禅寺でも思ったが、極寒と引き換えだがこの風景は素敵だ。
たぶん、住んでいないからこんなことを言えるのだと思う(デジャブ)。

「下鴨神社」

清水寺周辺

ベタは嫌い、という気持ちも分かる。
でも、清水寺には来てしまう。
好きな抹茶アイスとレストランがあるから(理由が不純すぎる)。

「雪のち晴れ」

冬であってもかなりの往来がある。
道が広い訳ではないので、夏はすれ違うことも難しい。
そして、両側には誘惑(冬時期:おでんなど)が待っている。

「両サイドの誘惑」

清水寺の拝観料を払った後にもらうチケットを懸命に撮影する人々。
チケットには清水寺の絵が描かれている。
「もう少し行ったら本物があるのに??」と思った。

「楽しい瞬間」

そういえば、M11Mを買うのは《清水の舞台から飛び降りる》感じだった。
その舞台に“飛び降りた原因”を持って来ている。
なんともまぁ。

「その舞台」

当たり前だが、舞台上から舞台は見れない。
あらためて引きで見ると、木材で組み上げられている凄みを思う。
そして、また舞い始めた雪。

「舞台で舞う雪」

「えっと、どの水がなんだっけ?」と毎回思うコーナー。
昔に何を願ったかも忘れてしまった。
でも、それぐらいで良いのかもしれない。

「音羽の滝」

伏見稲荷大社

京都は単なる旅行ではなく、所謂ワーケーションで訪れている。
「旅先でも仕事をするの?」という方もいるが、私にはバランスが良い。
大きな問題は、18時で大概のお寺の拝観が終わってしまうこと。

「伏見稲荷駅」

伏見稲荷大社はこれで2回目。
どちらも夜に訪れているので、昼間の姿を知らない。
Googleマップには“24時間営業”と書いてあってジワジワくる。

 「玉」
「鍵」

夜はほぼ人がいない。
この日も、たまに海外の旅行者とすれ違う程度だった。
言葉に出来ない神秘さと怖さ(静けさ)がある。

「続く朱色」

京都駅周辺

今回のベストショットは、東本願寺の門を撮影した写真。
夜のウォーキング中に撮影したものだが、木の質感まで分かる。
ベストショットというか、素直に驚いてしまった。

「御影堂門(ごえいどうもん)」

京都駅は実にフォトジェニックな建造物だと思う。
どこか近未来的で、意味不明なぐらいエスカレーターが続く(褒めてる?)。
旅の始まりと終わりの場所。

「線と線」

空中径路を進むと、京都タワー側が一望出来る。
そういえば、まだ京都タワーには登ったことがない。
東京タワーと同じく、私はそのタワー自体を見たいのだ。

「空中径路から」

京都といえばもう1つ、それはバンドの“くるり”だ。
学生時代はコピーバンドもしていた。
イヤホンからは『宿はなし』が流れる。

「京都の会社員」

Kyoto to Tokyo

6泊7日がこれまで最長の滞在期間だった。
でも、どれだけ居ても見尽くせないのが京都である。
五山送り火も見てみたいし、宇治にも行ってみたい。

「都から都」

京都駅の地下?でお弁当を買うのがアラサー会社員のルーティーン。
それを食べながら旅を振り返ったり寂しくなったり。
そして、新しい計画を考える。

「醍醐味」

カタイアイスも健在で良かった。
パッケージデザインかのように霜が周りを包んでいる。
溶けるのを待ちながら映画を見たり。

「正式名:シンカンセンスゴイカタイアイス(?)」

京都も雪だったが、滋賀でも大雪が降った直後だった。
そのため、新幹線も徐行運転で名古屋駅まで。
いつも以上に時間が掛かったが、新幹線は好きなのでむしろ嬉しい。

「大雪のあと」

お手洗いか何かでデッキに出ると、見覚えのある山が見えた。
「ああ、帰ってきちゃったな」と思う。
東京駅から自宅への道のりも遠いけれど。

「見覚えのある山」

旅はいつか終わる。
だからこその旅か。
また、次のウォーキングへ。

「1月の東京」

これまで

アソート

「舞台で舞う雪(カラー版)」
「気になるレストラン」
「空洞です」
「大雪の夜」
「今回の記憶媒体たち」

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