いわゆるティーンズ向けのライトノベルを引っ張り出して読み直しました。ちょっとモフモフ成分あり、食欲を掻き立てるお話ありのお得な感じ😁　レシピ付きの飯テロ系です(笑)　メインメニューからデザートまで！

オススメ度🌟🌟🌟
ライト度🌟🌟🌟🌟
ハートフル度🌟🌟🌟
モフモフ度🌟　
対象年齢　小学校３年生以上

本：にゃんこ亭のレシピ
作：椹野道流　さん
イラストレーション：山田ユギ　さん
https://calil.jp/book/4062557509

お話
舞台は不思議な村銀杏町に呼ばれるようにして祖母の実家に拠点を移すことにした「料理人」ゴータと、村でレストランを始めた後、ゴータと同じように村に呼ばれた「パティシエ」のサトル。
　朴念仁なゴータとおしゃれでチャラいサトルの二人のものとに村の守り神である「おきつね様」の娘が託された！里親になることに！おきつね様の娘と銀杏町のご近所さんたちの日常を通じて食とは？人生において大事なものとは？を考えさせられるお話。

本の感想
　物語は、主に対話文で構成されています。えがかれる主人公をはじめとする人々がとてもかわいらしかったり、かっこよかったりと、キャラクターになじみやすいので、本より漫画が好きな方（お子さん）にも読みやすいと思います。また、文字数が少ない（笑）ページ番号に『きつね』がかたどられていたりとなかなかかわいらしい作り♪あとは…なにより、お話の中のレストランに提供される料理が、家庭でも調理できるように『簡単レシピ』が載って作ってみたくなる！レシピに書かれているイラストもかわいい。　料理はお子さんと一緒に作れそう。実際、料理初心者の私が作れたし！
　サトルの恋愛対象の守備範囲は広く…ほんのりBLテイストですが私視点では、小学生4年生くらいの女の子でも「全然あり」ではないかと思うな。
　あとは、何より村や出てくる人たちの『考え方』『人生観』『食』について、とても作者さんの思いが出ていると感じさせられます。
都会で出されるオシャレで、コンストを考え、チョイスされた食材で作られた料理と、一方で田舎で素朴、でも丁寧に大切に作られている力強い食材で作られた料理…一体どちらがどうなのか。良い悪いではなく…自分ならどう感じるか、考えるか。
ライトノベルで読みやすいけど、考えるきっかけをもらえる感じ。
　
大人の感想
作家の椹野道流さんは、お医者様。ほかの作品も大好きなんです。この本もそうだけど、色々考えさせるような内容の本が多いと感じます。そしてなにより。多分、食べること、作ることが好きな方だと思います！
神戸の方の実店舗が登場する小説もあるんです♪　
きっと、レシピも椹野先生が実際につくったやつなんだろうな…と、思いながら料理するのも楽しかった♪
この本、疲れた大人にもおススメ♪癒されます。　なにしろケモ耳としっぽを持ったかわいいモフモフが登場♡　ぷらすで不思議系で神様やクダキツネも出てきて。不思議もの好きにはたまりません😁

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