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絵本の感想文:げんきんなわにだな(笑)

今日、紹介する本の主役は「わに」🐊

そして…ちょっと読書感想から離れちゃうんですが…
最後に本を読むのが苦手と感じているパパ・ママへメッセージを書きました。

それでは、主役がワニのお話です。どうぞ!

おススメ度 ★★★☆☆
読み聞かせ度 ★★★★☆

文と絵: マーガリット・ドリアン さん
訳  : 光吉夏弥 さん
出版 :大日本図書株式会社



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お話

動物園にのワニ🐊の”アリ”は、歯痛がひどくて眠れなくなってしまいました。 歯医者を怖がるアリに動物園の園長さんがアリに歯医者さんへ行くように言います。 アリはしぶしぶバスに乗りますが… バスで歯医者さんの息子さんにアリは出会ってお友達になります。
さて、アリは歯医者さんへ行って歯痛を直してもらうのでしょうか?
というお話


絵本の感想

表紙がオレンジ色で、「ワニ」🐊が偉そうに腕組みしてます。横には歯ブラシとコップが(笑)
タイトルが「わにの はいた」なんて最初から引きつけられるでしょ。

腕組みして椅子に座っている時点で、きっと2本脚で歩き回る系のわになのね。と思った(笑)

登場する動物園の動物も、となりの檻にいるのはヘビ🐍やアライグマ(笑)なんと自由な配置でしょう。

この動物園、どうも動物たちはお仕事として動物園にいるみたい(笑) ロシアの童話のキャラクターが主人公の、チェブラーシカっていう映画をご存じの方がおられるなら…それとちょっと近い設定だと思っていただけたら(笑)
檻に住んでるから、外から出勤はしないんだけど、動物は動物園の園長さんとお話できるし、しかも一人でバスに乗って外出するんです(笑)なかなか斬新!

歯痛が一向に収まらないワニのアリは、とうとう、バスに乗って歯医者に行くように言いつけられるの。
本当は、ワニのアリもなんでこんなに歯医者が怖いのかもわからない様子…自分が我を忘れちゃう事に恐怖を感じています。理性的なワニです(笑)
行先を間違って乗ってしまったバスで、男の子とお話します。そして…歯医者に行きたくなくてぐずるワニを、家にご招待!太っ腹です。
実は、この男の子のお父さんは歯医者さん(笑)男の子は歯医者さんに行かないワニを心配したんですね。しかも、ワニが怖がっているから、お父さんが歯医者なことを隠してるんです。本当に優しいな。
結局、ワニのアリを1晩泊めちゃうの。自由です。ワニと男の子。 しかも動物園に帰らないって電話しなくてよいのか?と聞く。なんか面白い。
きっと、アリのモデルはワニではないな(笑) アリの歯を男の子のお父さんに診察してもらうと、なんと「知恵歯」(永久歯の事)が生えているから痛いんだと分かるの。
そこからのアリの行動が笑える! 突然、大人風にしっかり者になっちゃうのよ。
げんきんだこと(笑)
お友達になった男の子に、日曜日には動物園に遊びに来て!!と約束を取り付けて、アリが動物園へと
無事に帰って行って、めでたしめでたし。
自由に意思を持って動き回るワニ、ぐずるワニとそれを暖かく受け入れる男の子。なんだかホッコリしましたよ。


けがれた大人の感想


チェブラーシカの設定とすごーく似てる!と思って調べたら、
チェブラーシカはロシアの童話で、「わにの はいた」の作家さんはルーマニア出身でした。
ルーマニアとロシア…国同士はちょっとどころじゃなく仲がこじれてるけど…土地が近い分童話の世界観は近いのかな。
日本の絵本では、動物園に勤務する動物ってなかなかお見掛けしないよね。しかもおしゃべりできちゃう(笑)


本を読むのが苦手と感じているパパ・ママへ:お子さんと一緒にyuri-style読書のススメ

こんな風に、絵本を読んで、いろんなこと好きに妄想できるのって良いと思いませんか?

本を読んだ感想なんて、正解はないのです。好きなように好きに思ってよし!
もしかすると、ワニのアリは、おじさんが中に入ってるのかも(笑)でもアリアリです♪

お宅のお父さん…病院嫌いだったりしませんか?うちのオトンは病院に連れて行くのに一苦労します(笑) ん?もしかしたら、うちのオトンがアリの中の人なのか?(笑)

そんな感じで、読み終わったらお子さんとお話するのっておもしろいですよね😁

これが、私スタイル yuri-styleの本の読み方です。
本を読むのが苦手と感じているパパ・ママも、絵本を読んでお子さんといろんな世界を妄想すると本が少し楽しくなると思いませんか♪

私、本好きを増やしたいんです! だって、本はこんなに面白い。




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