見出し画像

読書感想:挑戦する動機はなんだっていいのだ!

今日は、つるんと?ひんやり?のあの動物が主役の本を紹介。

おススメ度★★★
つるんと度★★★
ホッコリ度★★★★

本:かえるのそらとぶけんきゅうじょ
作:村上 勉 さん
絵:村上 勉 さん
出版:偕成社

図書館での検索はこちら↓


お話

  森のはずれにある大きなどんぐりの木をアパートにして、すんでいるカエルとアマガエル🐸🐸、トカゲ🦎がいました。ある日、おうちであるどんぐりの木に食欲旺盛な『けむくじゃら』なヤツがやってきた!
毛むくじゃらで鬼のような顔をした『けむくじゃら』はどんぐりの木の葉っぱをむしゃむしゃと、どんどん食べていきます!! どんぐりの木がつるっぱげになって日影がなくなるのをおそれたかえるさんたちは、『けむくじゃら』に声をかけ続けます。
 すると次第に『けむくじゃら』の食べる量が減ってきた!と思っていたら、とうとういなくなってしまった。
 ある日、キレイなチョウ🦋がカエルさんの上空に現れて…私が『けむくじゃら』だというではありませんか!
そこから、カエルさんの空への挑戦が始まります。アパートの住人も巻き込んだこの騒動。果たしてカエルさんは空を飛べるのか? 
というお話。

感想

作者の村上さんの絵がいい!カエルもトカゲもチョウも味がある!広がる緑がキレイで、他の色が映える。ドングリの木なんて、私も休日の別荘にしたいくらい(笑)おおらかに描かれてる。ハンモックで昼寝希望😁
 さて…『けむくじゃら』を名乗るチョウチョ🦋に『ポ~』っとなったカエルさん。飛ぶために必要な3ヶ条を思い付くんだけど、努力がすごい! 筋肉をつけるため、痩せるために筋トレとダイエットを続けつつ、飛ぶための翼を設計しちゃう。無謀だけど😁 恋の力か、好奇心からか…挑戦するのだ。1回目は…落ちて捻挫😨それでもあきらめず、空飛ぶ研究所の看板を掲げ、アマガエルくんを助手に据えて、失敗から得たことを元にして、翼の改良と肉体改造を進めるんだ!あきらめない心!スゴい。大学受験のころの私に『見習え❗』と言いたい😁 あ。今からでも遅くないか。
 そして、とうとう、飛ぶことに成功した!ちょっとだけどね✨いやぁ。出来ない(0ゼロ)とちょっとだけど出来た(+1)は天と地の差があるよね✨ カエルさんの信念に脱帽だ!
この成功を『けむくじゃら』のチョウチョ🦋も見てて、もっと上手に飛べたら、いっしょに飛びましょう!なんて優しい言葉をかけるのよ。カエルさんはもっとハッスルしちゃうんだ。
のせ上手だね『けむくじゃら』さんは。と言うか…簡単だねカエルさん😁 
読了後、けむくじゃらさんとカエルさんのツーリングがどうなったかちょっと気になった私だった。

けがれた大人の感想

毛虫だと何となく「男の子」を連想して。蝶だと「おんなのこ」を連想してしまうのはなぜだろう(笑)
作者の村上さんもそうなんだと思おう。だって…毛虫の絵と、蝶の絵を見たら(笑)不思議だよねぇ。
そして、蝶ってやっぱり「遊び慣れているお姉さん」というイメージが(笑)なんだか、蝶になった「毛むくじゃら」さんは、カエルさんを翻弄しているように見えたのよ…
それはさておき…この本、研究所の壁の張り紙なんかも読んでて楽しい。 文章だけでなく、絵でも楽しめる本だと思う。おススメです(笑)


#本が好き
#児童図書
#読書感想文
#推薦図書

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?