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金融機関から信用を得るためのアプローチ

障害福祉業界を明るくしたい行政書士の篠原です。

12月になり、もうすぐ最終回を迎えてしまうドラマも多いですね。

今回は「七人の秘書」「35歳の少女」「危険なビーナス」を見ていましたが、個人的に皆さんにお勧めしたいのは「35歳の少女」です。柴咲コウさんのファンだからではありませんよ笑

体は35歳、心は10歳。フレーズを聞くと名探偵コナンの逆バージョンのようですが、事故が原因で昏睡状態に陥った少女が25年後に目覚めるというお話。

ドラマでは触れられてはいませんが、高次脳機能障害という障害を抱えた女性と家族の成長と苦悩が描かれています。

全国放送されているドラマでもこうやって見方を変えると、実は障害者家族のお話だったと気づくことができるんだなとしみじみ思いました。

障害福祉業界を明るくしたい行政書士と自称しておりますので、こういったご紹介もたまにはしていきますね。

では今回も財務コンサルタント養成講座のアウトプットです。

金融機関と取引を始めるにあたりアプローチをかける際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

35歳の少女でも望美さん(演:柴咲コウさん)が家族を元に戻したいとアプローチしている場面がありますね。

35歳の少女と無理矢理掛けてみました笑

こちらでご紹介した金融機関との付き合い方はプラン的要素が大きかったですね。

今回ご紹介する付き合い方は信用を得るために必要な会社の在り方、金融機関側の心情についても触れています。

金融機関は見ず知らずの経営者にお金を貸さない

金融機関と取引を始める=融資を受ける

この構造が頭に入っている人も多いかと思います。

ではそんなあなたに質問します。

見ず知らずの相手から「いきなりお金を貸して!」と頼まれたら、その相手に快く貸しますか?

35歳の少女の望美さんだったら貸すかもしれません。

ですが、望美さんのママ(演:鈴木保奈美さん)・望美さんの妹(演:橋本愛さん)は貸すでしょうか?

初めて行く金融機関に飛び込みで「融資を受けたいです!」とお願いに行くと、金融機関からするとあなたは「見ず知らずの相手」となります。

創業融資ならともかく、飛び込みで今まで付き合っていた金融機関以外から融資を受けようとすると、このように思われてしまいます。

なぜかというと金融機関はリスクを嫌うからです。

「見ず知らずの相手」ほど信用できないからです。

もし飛び込みで融資を受けようとするのであれば、自社の状況を金融機関に理解してもらうために努力する必要があります

金融機関から提出書類の要求があるまで提出しないような会社では信用できません。

「自ら」会社案内や決算書、試算表、資金繰り表等を提出して信用を得られるよう努力しましょう。「自ら」というのがポイントです。

その上でその金融機関でまずは銀行口座を作り、そこで取引上のお金の出し入れを積み重ねておくと、「うちを利用しているな」と金融機関が感じることに繋がれば、後々金融機関から融資の案内が来ることも有り得ます。

望美さんがママに結人くん(演:坂口健太郎さん)と「会いたい、会いたい」と言ってもなかなか許してもらえませんでしたが、結人くんと再会し、自分が成長したことをママに少しずつ見せていけたことでやっと会うことを許してくれるようになりましたね。

融資を受ける場合も一緒です。

会社の成長の証が決算書や資金繰り表で証明されないと金融機関は簡単にOKを出さないと思っておいた方がいいでしょう。

知り合いからの紹介で融資は受けられる?

よく耳にする話かもしれませんが、既に融資を受けることに成功した経営者から金融機関が融資先を探していることを紹介されて融資を受けることができたケースも存在するようです。

金融機関にとっても全く知らない会社よりも知っている会社からの紹介を受けた会社の方が安心してお金が借りやすくなります

友人の友人のような繋がりですので、紹介先の会社が間に入ることで飛び込みのようなハードルは低くなります。

経営者の知り合いがいるからと安心して「融資を受けたことに成功した経営者から紹介してもらいます」と決めるのはまだ早いですよ!

紹介で気を付けて頂きたいのは、紹介者が金融機関にとって信用できる相手かということです。

紹介者が金融機関から「次はありません」と言われているケースだって有り得ます。

そんな紹介者では経営状況が悪いケースもありますので、場合によっては迂回融資を疑われるケースも有ります。

普段から堅実に経営をしており、金融機関とも長年付き合い続けているような会社からの紹介の方が金融機関も安心できるでしょう。

悪い中学生に唆されて望美さんが警察にお世話になるシーンもありましたね。

紹介者を信じたい気持ちもわかりますが、もし融資を受けたいと考えているのであれば、紹介者の見極めは大事になります。

紹介を受ける場合には頭に入れておきましょう。

今回は金融機関から融資を受けるためにどうアプローチをしていくかというお話でした。

次回は金融機関から融資をお願いされる会社がどんな会社かご紹介します。お楽しみに!

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