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七瀬浩太の話

発売日まであと1週間くらいだしここでも積極的にふしぎ荘の話がしたいよなと思うんですが、どこまで話せば素直に読みたい人の邪魔にならないのだろうとちょっと考えてしまいます。宣伝って難しい〜。でも今積極的に話さなかったら一生話すタイミングない気もするんで話していきます。

こんにちは。村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

先日ヒロインの夏乃子の話を書いたんですが、主人公にも触れたいなと思ったので今日は七瀬の話を書きます。ただ、ななくんについては本当にただひたすら「良いやつ」という以外に特筆すべきことがない……それが彼の美徳なのですが、心霊現象に非常に弱い普通の男の子です。

あとの3人が「そんなことある?」というような癖や体質や性格(性癖)を持っているのですが、七瀬はひたすらそれに振り回されたり向き合ったり白い目を向けたりしています。変なやつばかりに囲まれているので一周回って個性的になってしまった感じ。
彼の一人称で物語が進むので、読む人が馴染みやすく、友人のように思ってもらえるような子にしようと作ったキャラクターです。

わたしが男の子の主人公を書くときは、このエッセイでも再頻出の札幌の後輩をモデルにすることが多いんですが、七瀬もどことなく彼の血(のようなもの)が入っている感じがします。要はブランケットの主人公、青木と同じモデルから生まれたキャラクターなんですよね。
どこにでもいそうで、調子が良くて、付き合いやすくて、変な先輩に振り回されがちなところがまったく同じ。

周りにいたりいなかったりする人の要素を少しずつもらってキャラクターを作っていくのですが、書きあがれば七瀬浩太は七瀬浩太というひとりの人間になっていて不思議な気持ちになりました。

ふしぎ荘の面子はみんなそうなのですが、この子に会ってみたいな、と思ってしまいます。
わたしはとても好きな男の子なのですが、読んでくださるみなさまはどうでしょうか。

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4/25に第25回メディアワークス文庫賞を受賞したデビュー作「ふしぎ荘で夕食を〜幽霊、ときどき、カレーライス〜」が発売になります!

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