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【映画】『クリード 炎の宿敵』


『クリード 炎の宿敵』

監督:スティーヴン・ケープル・Jr.
脚本:ライアン・クーグラー
   チェオ・ホダリ・コーカー
出演者
マイケル・B・ジョーダン
シルヴェスター・スタローン
テッサ・トンプソン
ドルフ・ラングレン
フローリアン・ムンテアヌ


あらすじ
かつてのボクシング世界ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードの遺児アドニスは、亡き父の親友ロッキー・バルボアの指導の下戦歴を重ね、現王者ウィラードとのタイトルマッチに勝利し新王者となる。
アドニスは恋人ビアンカと結婚し、やがて2人には娘が産まれる。娘はビアンカの持っている聴覚障害が遺伝していた。アドニスは父親になった不安と王者として守るべきものが増えたことに動揺する。
一方、かつてアポロの命を奪ったロシア人ボクサー、イワン・ドラゴはロッキーとの試合に敗れ、国家的英雄としての地位と名誉を失い、ウクライナで貧しい暮らしを送っていたが、息子ヴィクターを最強の戦士に鍛え上げ、ロッキーへの復讐の機会を伺っていた。


最高!
以上!(C柴田勝頼)


で終わりたいぐらいだ。

そもそもレビュー自体書くのを忘れていた、というか先延ばしにしていて、ずいぶん遅くなったので自分の中の、もういいか感、を隠すことができない。

それでも少しこの映画について、思ったことを。

この映画に限らず、『ロッキー』シリーズというのは、冷静に考えてみると浅い内容、じゃないのかと思った。

ダメな男がのし上がる。
のし上がって落ちてのし上がる。
パパの意志を継ぐかのように同じ道を選ぶ。
そしてのし上がる。

結果だって、「最後に勝たないとはなしにならないじゃん!」ってのは観ていて誰もが思うはずだ。

しかし、この浅い物語がなぜこれほど俺の心を撃つのか。

それだけが分からない。

いや、理由をつければいくらでもつけられる。

でも理屈じゃないんだよ。

ドラゴがロッキーに敗れて以降、どのような人生を生きてきたのか。
その息子はなにを見て、なにを思い、どう自我を構築させたのか。

多くは語られなくても、ドラマは生まれる。
我々が知らなかっただけで、彼らは確かに生きてきた歴史があるのだ。

個人的には、ドラゴ親子のスピンオフが観たい。

そして、これだけは言っておこう。

クリードは、1作目より2作目の方が泣けました。





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