見出し画像

美術展感想垂れ流し備忘録-ポンペイ展-22/6/18

2度目の京セラ美術館。

美術品もあるし、遺跡とか歴史を学ぶ感じの展示。写真撮影全面OKだった。

ポンペイがあったのは紀元前の2000年以上前。火山の噴火により街が消滅。

私が事前情報で唯一知っていた白い人型は人間の遺体そのものなのかと思ってたけど、
人が火山灰に埋もれて時間が経ちできた空洞に石膏を流し込んで作った人形の像だった。

壁画とモザイクタイルの絵をたくさんみた。
壁画の白みがかった赤が良かった。ポンペイレッドと言われているそう。赤は日光で退色するから、遺跡が見つかった時点では白みがかった赤でも当時は真っ赤だったりしたのかな。

これがポンペイレッド

モザイクタイルの絵は初めて見た。芸大を目指す漫画ブルーピリオドでモザイクタイルに挑戦しているシーンがあって、ノーチェックだったなと思っていたので、ポンペイ展で見れることも知らなかったけど見れて嬉しかった。タイルが細かくて、猫、スズキとかリアルに描かれていた。

猛犬注意のモザイクタイルも。当時からあったんだね。

めっちゃグッズになってた


ハンマーや秤とかの道具が今と同じ形なだけじゃなく、水栓バルブとか硬貨があって、インフラが整備されていて貨幣制度があってとすでに現代の生活の基盤が出来上がっていた。
女性の経営者がいたりと進んだ社会だったそう。

日本はそのころ弥生時代なのにすごい。
インフラ、貨幣制度はこのあたりの文化圏から広まったんだっけ?と後から調べたら水道インフラはローマからだからほぼそうで、貨幣制度(硬貨)はトルコからだった。

火山灰で炭になったパンとかレーズンも展示されていた。

灰になったパンとレーズン

ポンペイの人は噴火で1人残らず亡くなったのかと思ったけど、後から調べたら生存者の方が多いらしい。
ポンペイの街はなくなったけど、同時期にナポリもローマもあったし(ポンペイは途中からローマの支配下にあったみたいだし)イタリアの文化が一度無になった訳ではないんだね。
ヴィスヴィオ山の火山灰の影響範囲を見ると
ローマは結構離れてるけどナポリはギリギリ耐えた感じだった。
イタリア料理は有名だけど、ポンペイもお金持ちの家にはキッチンがあって豪華な料理を作ったり、庶民も家にキッチンはなくてもテイクアウトのご飯を食べたりと食を楽しんでいたそうで、
ポンペイも無くなっていなかったら今ローマとナポリと並ぶ都市だったのかなとか、ローマ風ピザナポリ風ピザと並んでポンペイ風があったのかなとか思った。

グッズが豊富だった。炭化したパンのぬいぐるみとか。猛犬注意の犬の絵もいろんなグッズになっていた。
すみっこぐらしは抜け目なくほんとにどの美術展ともコラボしてオリジナルぬいぐるみを作っていて感心した。長場雄のイラストもどこにでもいる気がする。

前回撮ってなかった螺旋階段の上からの構図の写真を撮っておいた。インスタによく載ってるやつ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?