止まった針はどうなるのだろう

ふとした瞬間

「あっ、もう会えないんだ」

と頭によぎる。

電話をすれば声が聞けて
会おうと言えば会えたのに
もうそれはどれも叶わない。

受け入れたつもりだ。

その事実を。

その悲しすぎる現実を・・・

それでもひとりになり
風に当たっていたりすると
受け入れたくないもう一人の自分の声が
聞こえてきたりする。

あの日から
時は止まってしまったのかもしれない。

動き出さなきゃいけない。

少しずつでもいいから。

わかってはいる。

わかってはいるけれど
心が全然ついていかない。

喪う悲しさを苦しさを知ったからこそ
目の前にあるものをひとを
大切にしなきゃいけないと
いつまでも存ると思ってはいけないと
わかったのに・・・

なかなかうまくはいかないものです。

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日常生活は大丈夫なんです。

でもまだやっぱり
父に関係する何かに触れると
涙がこぼれてきます。

父の日というワードを
見るのも聞くのも本当に辛かったです。

お腹の中の子は元気に育ってます。

私の悲しみがドン底までいかず
今の状態を保てているのは
100%この子のおかげです。

父に抱っこしてもらいたかったな。

元気に産んで顔見せに行くからね!

お墓の場所は私の幼き日の記憶次第です。

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