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コーヒーとビールから考える「溜まり場」の作り方

すごい場所を見つけてしまった

私は6月までの期間限定で現在ボストンに住んでいる。これは家の近所のコーヒーショップ・Longfellowsでの出来事だ。

私は昼過ぎに店に入り、作業をしていて15時近くなった。事前に調べたGoogleMapの情報では15時閉店とあったので、私は片付けを始めようと思った。

ところがだ。閉店時間が近づいているのに全然人が出て行かないし、むしろどんどん客が入ってきている。意味が分からず店員に聞いてみた。


私「閉店時間だからもうでないとだめですよね?」
店員「ここはシェアスペースだから、全然いて大丈夫だよ。」
私「……オーケー(え? どういうこと?)」

どうやら私がいる場所は、おとなりのブリュワリー・Lamplighter Brewing Co.とスペースをシェアしているそう。

店内シェアは、ありそうでなかった気がする(少なからず私が知っている限りのお店にはない)。間借りでもなく、同じ場所で昼と夜が違う店というわけでもない。最近流行りのフードホールともまた違う雰囲気。

PC作業する人、親子で午後のティータイムを楽しむ人、友達同士でビール片手にひたすらしゃべる人、本を読む人、誰かと待ち合わせている人、ゲーム(店内にカードゲームが山のように置いてある)をする人…みんな全然違うことをやっている。言うなれば、室内の公園みたいな雰囲気

コーヒーショップは朝ごはん中心で7:30〜15:00まで、ブリュワリーは11:00〜24:00まで営業している。つまり、夜中以外ほとんど開いている場所ということになる。はっきりとした営業時間の切り替わりがあるわけではなく、ゆるやかに「気づいたら替わっていた」という感じだ。

一人で作業する場所として、飲みに行く前の集合場所として、お腹いっぱいだけどまだ話し足りない2軒目・3軒目として使える魅力的な場所。

コーヒーとビールに共通するのは「飲み物」であること。飲み物は、その場所にいる理由についてなるんだね。

いいな、ここ。近所にほしい。

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