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職場で家庭料理を食べる「POP UP 社食」について

こんにちは!山口祐加です。

今回は私が職場に出向いて家庭料理を作る「POP UP 社食」を行う理由と開催概要について書きました。コンビニ飯に飽きた方、ランチ難民の方、ご自身の会社or職場で「あたたかい家庭料理が食べたい……」と思っている方、ぜひ読み進めてみてください。

私と料理

料理を作り始めたのは18年前の7歳の頃、自営業で多忙な母に代わってキッチンに立ちました。ままごとの延長線上で作ったうどんを、母は喜んで食べてくれました。喜ばれることが嬉しくてどんどん新しいレシピに挑戦し、冷蔵庫の残り物で料理ができるようになっていきました。
また、仕事で疲れた母が私の料理を食べると少し元気になることに気づき「疲れている人には手料理が効く」ことも感覚的にわかっていきました

両親に始まり、寮生活の中学校も、大学生活も友人たちに手料理を作りまくりました。いつの間にか私にとって料理とは「人を喜ばせる一番の手段」になっていました。

私もまわりも社会人になり「忙しくて料理が作れない、外食も財布と身体が辛くて毎日続けれない」という声をよく聞くようになりました。
忙しくて作れない人がいるなら、作りたがりの私が作りに行けばいいのでは?と思い立ち、今回のPOP UP社食を始めてみようと思ったのです。

どうして職場で家庭料理を作りたいのか

POP UP 社食の目的は次の二つです。
①自作弁当は面倒&コンビニも飽きたという人にあたたかい家庭料理を届ける
②各自バラバラに食べることが多い食事の時間を、社内コミュニケーションの時間に変える

一つずつ書いていきます。

①自作弁当は面倒&コンビニも飽きたという人にあたたかい家庭料理を届ける
きっかけは、会社勤めしている友人の言葉でした。

お昼はコンビニの春雨スープだけ。昼食を買える場所がコンビニしかなくて、その中で食べたいものと言ったら春雨スープだけ。でももう飽きた

忙しくて作っている時間もない。かと言って食べたいものがあるわけではない。私は彼女の話に無性に空しさを感じると同時に、彼女が同じ職場なら私がお弁当を作って持って行ってあげたいと思いました
その時の想いを形にしたのがこの企画です。お弁当という形ではなく、会社にある給湯室的な場所で料理を作り、その場であたたかい料理を食べてもらいます。

ちなみに、私が作るごはんはこんな感じです。

②各自バラバラに食べることが多い食事の時間を、社内コミュニケーションの時間に変える

会社勤めをしていた頃、お昼ごはんは各自のテーブルで好きなときに食べるのが暗黙のルールでした。「お昼一緒に食べませんか?」と声をかけるのもしづらい雰囲気で、上司や同期と気軽に話をできる時間はあまりなく、打ち合わせの場でしか話さない(つまり個人的なことを話している時間はない)ことがほとんどでした。

お昼を一緒に食べることを文化としている会社は多くありますが、まだまだ少ないように感じています。あたたかい食事があると、自然と会話が弾んで普段話せないような話ができた。そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか
食卓を囲む時間が普段話さない人と話したり、何か新しいアイデアを生んだりする時間になればとても嬉しいと思います。

POP UP社食のはじめ方

POP UP社食は旬の食材を使い、一汁三菜の和食をベースにした家庭料理作ります。開催概要は次になります。

●日時:1回きりではなく隔週1回、毎週1回など頻度を決めて定期的に作りに行きたいと思っています。昼食・夕食どちらも承ります。

●場所:会社のキッチン、給湯室のような場所(コンロがなくてもカセットコンロで調理できます。小さなシンクがあればOKです)

●必要物:冷蔵庫、最低限調理に必要な道具
(鍋、フライパン、調理道具など)が基本的に必要なものです。食器は使い捨てを使うことが多いです。

●所要時間:調理、食事、片付け含めて合計3時間程度。片付けも私が行います。

●料金:参加者人数や予算に応じて柔軟に検討します。
気になった方は私までお気軽にご連絡くださいませ。
▶︎山口 祐加 yukayamaguchi09[a]gmail.com

POP UP社食の事例

●株式会社ロフトワークさん(クリエイティブ・カンパニー・渋谷)

隔週で30人ほどのお料理を作らせていただいています。料理をしている最中に「今日はなんですか?」「いい匂いですね!」と声をかけてくださることが増えてとても嬉しいです。

れもんらいふさん(デザイン事務所・渋谷)

千原徹也さん率いるデザイン事務所・れもんらいふで隔週の夜にごはんを作っています。女性が多いかつ多忙な職場なので、野菜を中心とした家庭料理を提供しています。

みんな本当に嬉しそうにおいしそうに食べてくれて最高の幸せを感じています。みなさん30分でサクッと食べて、30分テレビを見ながら休憩してまた仕事に戻って行かれます。

今日は山口さんが作る料理を楽しみに仕事頑張ったよ!」と言ってくださる人もいて、感無量です。有難いとはこのこと。

他にはTABI LABOさんでも作らせていただきました。

さいごに

POP UP社食は忙しくて作れない人がいるなら、作りたがりの私が作りに行けばいい!というアイデアから生まれました。健康的な食事をとって、社員さん同士のコミュニケーションを生み出し、忙しい中でもほっと一息つける時間を提供したいと心から思っています。
食卓を囲んで食べるあたたかいみそ汁は最高のごちそうです!

気になった方は、ぜひお気軽にご連絡ください。質問も大歓迎です。

連絡先▶︎山口 祐加 yukayamaguchi09[a]gmail.com

追伸:6月18日(月)の20時から、れもんらいふでPOP UP食堂を開催します。気になる方はぜひ遊びに来てください(事前にご連絡ください)!

みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!