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丁寧な時間がもたらすもの

私は病気を経験したあと
食べ物に興味を持つようになった

なぜ自分が病気になったのか原因を知りたかったし、食べ物が体を作る源でもあるから、食べ物を変えたら体も変わるかもしれない、と食生活に意識を向けてみようと試みたのがはじまりだった

今思えば少し極端だったかもしれないけど、
大豆から味噌を作ってみたり、
梅干しやハチミツなどの体に良いと言われているものを積極的に取り入れたり、
一方でインスタント食品やお惣菜はなるべく避けて、ふりかけまで一時期は手作りしようかと思っていたくらいの入れこみようだった。


でも、この行動は私にとって見える形での利益をもたらさなかった。

なぜならこの後、病気が再発したから。

一年半くらいのスパンで食生活に気を遣っていたから、再発がわかったときは自分の力の及ばなさにショックを受けた。


ただ、食生活に気をつけて丁寧さを意識することで気づいたことがある

それは丁寧に何かをすると言うことは
イコール自分を大切にするということなのではないかということ。


食事を丁寧に作る

たったこれだけの事で、張り詰めていた気持ちがおさまり、落ち着いた。

そして丁寧に作られた食事をテーブルに並べるとなんとも満たされた気持ちになった

食事を丁寧に作る当初の目的は病気を再発させないため、だったけれど
そしてその目的は達成できなかったのだけれど
私は精神的に満たされる時間を経験したし、紛れもなく達成感も感じていたのです。


現代はとにかく忙しい

1日はあっという間


大昔から比べたら
歩かなくても交通機関は発達しているし
家電も充実しているし
やらなければならないことに費やす時間は減っているはずなのに、どうしてこんなに時間が足りないのでしょうね。


意識的に時間をとり
丁寧に何かに取り組む時間を持つこと


そのことで得られるものの大きさは
きっと計り知れない

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