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主張

リーグが開幕しました。チームに加入してカップ戦3ゲーム出場し全て敗戦。負け方も最悪で「このチームやばいな」と感じていた。そこから外人が2人と質の高いローカル選手も加入し少しづつ良くなっていた。

リーグ前のTRMでも格上相手に勝利。戦術ゼロの状態から分かりやすくルールを定めたり、僕が率先し体現した。チーム全員がやるべきことを明確化してそれが結果にも出て「いい雰囲気」でリーグ初戦を迎えた。

結果からいうとドローゲーム。

正直勝てたゲームだったのを自分たちで崩した感覚。立ち上がりをミスが多く、アンラッキーから失点。そこから戦術を無視してプレーする選手。僕が大声をだしても「は?」みたいな反応。ある選手からは「なんであいつらは好き勝手プレーするんだ?」と言われる。僕が聞きたいくらいだと。

前半終了間際に同点したものの、ハーフタイムのロッカールームは勢いは無く、みんな各々フラストレーションをためてる。僕も伝えるべきことは伝えたが、文化の違い、育った環境、サッカー感は皆違う。僕の当たり前がこの国では当たり前じゃなく「なんでこんなことも分からない、できないんだ」そんな風に感じてしまっていた。一番イライラしていたのは僕だったと思う。そのまま後半スタートしお互いゴール無く試合が終了した。

・・・

後半ラスト5分に僕は「追加点」を狙いに行っていた。前からプレスしてボールを奪ってゴールを決めたかった。勝てると思っていたゲームだったし、僕自身結果を出していなかったから。

でもキャプテンの選手は「このままドローでいい」と。負けない事が最優先、カップ戦のような結果になりたくないと。たしかに以前の結果を意識するなら引き分けで上出来。それでも僕は勝ちたかったし結果が欲しかった。

何が大切かというとチームが共通の意図をもって戦うこと。何が正解とかは分からない。ただ、練習や試合でその感覚をすり合わしていくしかない。正直僕は今まで、どのクラブにいても周りに合わしていく選手だった。自己主張をあまりしないで調和を望むタイプ。

今回自己主張し、自分の想いをしっかり伝え「こうするべき」と1つの指標を示したからこそいろんな意見が出てきてコミュニケーションが生まれ「引き分け」になり次につながるゲームになった。ポジティブじゃんって2日開けて気づけました。

勝ちたいし気持ちは皆同じ。サッカーなんて答えが出るものでもないし、価値観の違いを言っていても前には進めない。自分で選択した道、充実させれるかは自分次第だなと。難しいことにチャレンジしているけど、引き続き頑張りたいと思います。

リーグ開幕戦

【川畑悠吾】海外サッカー選手
1994年生まれ(27歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

【Notoを書く理由】
僕自身が学んだ事や経験をより自分のものにするためのツールとしてnoteを使って発信。僕を含めたすべての人が元気になったり、幸せになれば嬉しいです。



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