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#3 海外に行くって話

「OK, OK, Thank you…」(苦笑い)

いつもバイト中、滅多に来ない外国の方が来店された。
しかも、日本があまり得意ではない方。
その方に、何かよくわからないことを言われた。
「ああ、やべえ、英語なのに全然わからん・・・」
何となく聞き取った言葉から、洗剤を探していると推測し、洗剤を売るコーナーまで案内した。
そこで、よくわからん言葉を言われ、洗剤ではないらしい・・・。
そこで呆れたであろう、その方は、「OK, OK, Thank you…(苦笑い)」と言い、自分で探し始めた。
ちなみに、答えはアルコール除菌シートだった。

あれ、私最近TOEICの勉強してるはずなのに、、、国際系の学部に通っているはずなのに、、、英語勉強してきたはずなのに、、、
何も聞き取れなかった。
恥ずかしいという感情より、悔しさで押しつぶされそうで、そのバイト中ずっとそれしか頭になかった。

私は、この大学生活、この学部で何を学んできたんだろう。


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6月末からオーストラリアに行く。期間は8ヶ月。
ほんとは、1年、いや、もっと行きたい。
オーストラリアだけじゃなくって、もっとたくさんの国、文化、人を知りたい。
だけど、お金とか年齢とか、、、考えると現実的にとりあえず、2月まで渡豪することにした。

だからこれからの1年間思いっきりやりたいことに精一杯、行動しみようと思う。
逆に期限があると頑張れるっていうのもある気がする。。。


ここから書きたいのは、
なんでオーストラリアに行くのか。

理由は大きく3つ。

1.大学で学んだことの納得感が欲しい
2.柔軟な人になりたい
3.海がすき

1.大学で学んだことの納得感が欲しい

大学生が終わろうとした2023年1月、ふと
「大学4年間、私は何を学んできたんだろう」と考え始めた。
バイトも、部活も、学生団体も、友達との遊びもやってきた。
けれど、学業で学んだことが思い出せない。

ミジンコを育てたこと、よくわからんビッグデータの解析をやったこと、環境問題についてありきたりな答えを述べたこと、、、
国際系の学部に進んだはずなのに、何を学び、何を得たんだろう。
わからなくなった。


大学に入学するとき、
大学生は自由だ。自由に好きなことを学んで、好きなことができる。
そう思っていたのに、この4年間、自由であったはずなのに、本当の自由ではなかったと実感した。

高校を卒業するときに、国語の先生から言われた言葉を思い出した。

「自由とは責任です。」


私は、楽してただ流れに身を任せて目の前のことを消費していくことが自由だと勘違いしていたようだ。
自由という何にでも使える魅力的な武器の使い方を間違った、そんな感じ。

大学生が終わろうとする今、自由をもう一度、ちゃんと納得いく形でつかいたい。
そして、ずっと描いていたのに埃をかぶって眠っていた夢をもう一度追いかけたい。

大学に入学する前、私は「英語を伸ばし、国際的に活躍できる人になりたい」という夢をもった。
(今思うとかなり大きく、かつ抽象的だが。)
そして、国際系の学部に進学した。
今、私には国際的に活躍できるほどの英語力も、柔軟性もない。

このままだと、大学を出た、という形だけあって中身が空っぽの人間だ。

だから、私はこの学部を、この大学を納得感のある状態で修了したい。
ということで、今足りない英語力を実践的に学ぶために、海外に行くと決めた。

2.柔軟な人になりたい

1でも書いたように、国際的な人になるということは、語学力と同時に様々な文化、価値観、考え方を理解できる柔軟性をもつことも必要だ。
柔軟性を10で、10を柔軟性がかなりあるとして、表すとすれば
現状は2だ。
人よりも柔軟ではないと自覚している。

柔軟になることが正解ではないと思うが、私は柔軟な人になりたい。
柔軟ではない人を批判していないし、むしろそれを磨いている人はかっこいいし、尊敬する。

私は、自分の芯が強すぎるあまり、異なった意見や考え方を快く受け入れることができない。
例えば、チームで何かをするとき、チームの仲より、いかに効率良く社会のためであるかを優先してしまう。
この思考はかなり危ないと学んだ。
チームでやっていく意味を理解していない。

一方、一人で何かを遂行する時にはいい側面だと思う。

だから、その時の環境に合わせて自分を柔軟に扱えるようになりたい。
そういう意味で、文化も言語も、これまでの生活スタイルも、何もかもが違う海外というフィールドで自分を0から、また見つけたい。

3.海がすき

書くか迷ったくらいどうでもいいことかもしれないが、オーストラリアに決めた大きな理由。

私は海がすき。もっと言うと、空、月もすき。
なんですきか、その理由は自分でもうまく言えないが、感情的な何かがざわめく感じで、とにかくすき。

海外に長期間、そしてそれが私にとって初めてで溢れかえるこの挑戦を継続するためにはパッションと同時に、「すき」という感情的な理由も必要だと思う。

オーストラリアの海、めっちゃ楽しみ。^^



ここまで長く書いたけど、こういった理由で海外に行くことを決断した。
たくさん悩んだ。
ベストを選ぼうとする性格から、本当にこの道でいいのか、もっといい道はないのかとも思った。
選べる選択肢が1つって残酷だなあ。だけど、その分、選んだ道を歩んでよかったって思えるように生きたいし、選べる環境にいることにも感謝したい。
選べる環境って当たり前じゃないよね・・・。


最後に

この決意にあたって、
相談に乗ってくれた人たち、
応援してくれる人たち、
勇気をくれたnote、記事、本の言葉、
たくさんのことに感謝します。ありがとう。
そして、急にこんなことを言い出して受け入れてくれた方々、本当にすみません。

たくさんの人やことに恵まれてすっごい幸せだと、
この言葉に嘘なく心から思います。


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