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マテ貝とカラスミによる、なんちゃってボンゴレ・ビアンコ

先日、塩水の襲来とともに、ワニワニパニック並みのランダムさでひゅるりと顔を出し、グロテスクなお姿を晒しながら砂を吐き終えた、麗しのマテ貝たち。

最近の私のお昼どきといえば、ついぞ食べるのを忘れて気づいたらカップラーメンをすすっているような感じだったのだが、ちょっくら諸々ひと段落。日本の4連休前、金曜のお昼は、自分のために何かつくろうと思った。

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先日、バルセロナを思い出しながらマテ貝のシンプルソテーをいただきつつ、冷凍しているマテ貝を次はどのように頂こうかなあと妄想したひとつのアイデアが、あさりの代わりにボンゴレ、どうよ

私、外で食べるパスタといえば、たらこ(or明太子)かボンゴレかイカ墨。ペスカトーレなんかもいいね。要するに、シーなフードが好きなのだ。

家でつくるのもシーな感じが多く、今までも、「疲れたときは魚卵」を合言葉に、海の幸×カラスミなパスタを作り続けてきた。ちなみに、パリのイタリアンレストランでも、ボンゴレとかオイル系のパスタを頼むと、追加でカラスミをごりごり削ってくれる素敵なレストランがある。

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鉄板なアサリ×カラスミ

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帆立×カラスミ

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上に緑がのったアサリ×カラスミ

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しじみ×カラスミ

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とびっこ×カラスミでクリーム系

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シンプルにカラスミペペロンも

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海のない実家でも

こんな感じで、いかに海の幸×カラスミがマイ定番なのかがおわかりいただけただろう。ワインもぐびぐび進む。

近い将来、魚卵由来のプリン体過剰摂取により痛風にでもなってしまわないかが若干危ぶまれる・・・ってくらい魚卵を愛している。

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そこで今日は、貝をあらたに。砂抜き後、冷凍してあるマテ貝を8本ほど使って、ボンゴレのマテ貝バージョンを作ってみることにした。ちょっとトマトの赤を入れて味見た目とも爽やかな風を吹かせてみたいので、半分ほど加えてみよう。

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まずはにんにくのみじん切りと鷹の爪をオリーブオイルでじっくりと炒めて、

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香りが立ってきたら、マテ投入。

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少しオリーブオイルの上でコロコロさせていると貝が開いてくる。
トマトの角切りを入れる。

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白ワインをどぼどぼと注いで、蓋をして2、3分。貝のうまみが出てくれることをひたすらに祈り。。

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2、3分後、蓋を外して、さらに水分を飛ばす。レンズが曇っている。

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アルデンテのスパゲッティを投入。茹で汁もついでにお玉一杯くらい入れる。

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パスタに具とスープを絡めまして、できあがり。

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お皿に盛り付けたら、カラスミをファサーっと。カラスミオレンジでおめかし。

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最後にパセリを散らして、完成。

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ぱっと見なにがなんだかわからないくらい、マテ貝、迫力あるなあ(笑)

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料理に使った安ワインだけど、お昼から一杯だけいただくことに。

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カラスミを振り過ぎた感は否めないけれど、まあ、アサリが大きくなったようなものだ。おいしくないわけがない。

本当に、このカラスミのオレンジはパワーカラーだなあと思う。お昼まで諸々とやる気ゼロな感じだったけれど、このカラスミパスタのおかげで、午後は鍋のサビ取りとか新たなスイーツクリエイションに勤しむことができた。

カラスミが手に入ったら、是非いろいろなものにオレンジをまとわせてみてほしい。元気でること、間違いなしですよ。


今日の最後は、今朝7時半のパリの様子を。
だんだん朝が暗くなってまいりました。。
これが冬に近づくと、さらに日が短くなって、暗黒の時代に突入。。。

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