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#461 DxO PureRAW 2でノイズ除去

野鳥の撮影。
森の中、木陰・葉陰、早朝…光量的に条件が悪い場合が多いです。
超望遠レンズ…F値は暗くなりがちです。
APS-Cセンサーのカメラ…フルサイズセンサーに比べ、受光面が小さいのでノイズの耐性は弱いです。

かなり光量・ノイズ的には厳しい環境で撮影しています。

しかも野鳥の写真は羽毛や目の周りをくっきりと解像させたいので、なおさらノイズが気になります。

先日noteでノイズ耐性のことを書いたら、furukumaさんにコメント欄でDxO PureRAW 2の存在を教えていただきました。「2」にバージョンアップしてから富士フイルムのRAWにも対応したそうです。

普段Lightroom Classicを使用していますが、ノイズを除去すると全体がぼやけてしまうので、ノイズ除去しすぎないようにしています。あまりノイズ除去はできません。

別アプリでLuminar AIを持っていて、それにもノイズ除去機能があるのですが、輝度ノイズとカラーノイズを別々に調整しなければならず、そのメニューに入るのもちょっと手間なので、枚数が多いと大変で使わなくなってしまいました。

そんな中、ノイズ除去に特化したDxO PureRAWは使い方がシンプルですし、富士フイルムのRAWにも対応したというので、お試し版を使ってみました。Topaz DeNoise AIという製品とこのDxO PureRAW 2がよく比較されています。いくつかYouTube動画を見たのですが、DxO PureRAW 2の方が「やりすぎない」ようにみえ、好感を持ちました。

お試し版(31日間)、購入はこちらからになります。価格は13,900円です。

※Topaz DeNoise AIの方が安いです。

DxO PureRAW 2は単体のアプリとしても、Lightroom、Photoshopのプラグインとしても動作します。まずはLightroom Classicのプラグインでやってみました。

詳しい機能や使い方はこちらのYouTube動画をご覧ください。


<サンプル1>

大好きなキビタキちゃんです。

●露出設定
 SS:1/500秒
 絞り:f/8.0
 ISO感度:1600
 焦点距離:840mm相当

RAWファイルをLightroomで明るさなど調整し、トリミングし、JPEG書き出ししたのがこちら。

Lightroomのみ。ノイズ除去してない。


そして、こちらはRAWファイルをDxO PureRAW 2でノイズ除去してから、Lightroomで明るさなど調整とトリミングしてJPEG書き出ししたものです。

DxO PureRAW 2でノイズ除去後にLightroom処理

若干トリミングサイズが異なっているのはご容赦ください。
ぜひ画像をタップして拡大してみてください。ノイズの感じ、キビタキの顔の感じとかみてください。スマホよりPCで拡大するとわかりやすと思います。2段階で拡大できると思います。

*noteにアップロードした画像がどう見えるかちょっと不安ですが、PureRAW 2の凄さが伝わるといいのですが。

<サンプル2>

今度はもうちょっとISO感度が高い写真で比べてみましょう。

オオルリのメスの写真です。
※毛虫写ってます。嫌いな方すみません。

●露出設定
 SS:1/125秒
 絞り:f/8.0
 ISO感度:6400
 焦点距離:840mm相当

どちらもノートリミングです。

こちらはRAWファイルをLightroomでJPEG書き出ししただけ。

LightroomでJPEG書き出しのみ


こちらはRAWファイルをDxO PureRAW 2でノイズ除去してからLightroomでJPEG書き出ししたもの。

DxO PureRAW 2でノイズ除去後にLightroom処理

これみて、ISO6400でもいけるじゃん!と思いました。
使用したカメラX-T4は常用ISO感度の上限は12800なので、6400、12800をもうちょっと試そうと思います。普段、ISO感度は上限設定で1600に設定しているのですが幅が広がります。^^

操作がとにかく簡単でシンプルなのが良いです。

APS-Cやめてフルサイズにしようか考えることもよくあるのですが、このアプリのおかげでAPS-Cの可能性が広がりました。PureRAW 2を教えていただき、ありがとうございました。

撮影機材 FUJIFILM X-T4,FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR,XF1.4X TC WR


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