ラピュタの世界。人と自然と戦争の後。
和歌山の友ヶ島という小さな島に出かけた。
船で15分ほどで到着するその島は、
戦争時代の砲台や防空壕、兵士が寝泊まりしていたとされる家やシャワールームなどが廃墟と化しながらもそこに残っていた。
レンガや木で作られた建築物。
そこに何十年も時間が経ち緑が覆っていた。
ラプュタのようなビジュアルがそこにあって、
不思議な空間だった。
滞在時間は3時間ほど。
島を全て見て回るには時間が足りなかったが、
自然と人の歴史を同時に体感でき、
なかなか面白い滞在だった。
ほとんどの時間ハイキングしていて、ひたすら山道を歩いたのだが、感覚的に面白いことがあった。
歩いた道のほとんどが木と岩に覆われた通り道。
しかし、常に波の音が聞こえること。
視覚からの情報と聴覚からの情報が、
普段街中で過ごしていては
なかなか体験する事が出来ない感覚だった。
人が目的を持って作られるものは、
なんだか不思議な魅力がある。
なぜここに穴が空いているのか。なぜこれは地下にしたのか。なぜこの素材を使ったのか。
それらの作られた目的が分かると、ぼんやりとそこで時間を過ごしてきた人の姿が見えてくる。
人の文化を感じる事が多少なりとも出来る。
書物や博物館で歴史を学ぶことはあるけれど、
このように歴史を感じたり、感じ取れたりする経験はなかなかない。
やはり、実際に足を運ぶというのは大事だなと。
コロナが落ち着いたら、片っ端から行きたいところに行こう。
Vlogでも始めようかな。。。
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