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はじめての東京都庭園美術館

梅雨の中休みといった具合の清々しく晴れた1日だった。
朝にきちんと起き、洗濯物も干し、気分が上々だったので月曜も開館している美術館を検索したら東京都庭園美術館がヒットした。

ずっっっと行きたいと思っていたのに、ずっっっっっと行けていなかったし展覧会も興味深かったから、お気に入りの厚底サンダルにプレゼントでもらった靴下(初めてのmarimekko!)、とびきり可愛い刺繍が入ったワンピースを纏って電車に乗り込んだ。

最寄駅が目黒か白金台なのに白金台を白金高輪と空目(空耳の親戚)し、意気揚々と白金高輪で降りてしまった。
もう一度電車に乗るのも悔しくてGoogleマップで検索すると、徒歩約30分。
日差しは眩しいが、気持ちは元気なので歩く。20分かそれくらいで無事に到着。

6/29現在、東京都庭園美術館はチケット予約制ではないから思い立ったが吉日で行ける。ありがたい。それから入り口にご自由にお使いくださいの虫除けスプレー(缶タイプ)も置いてあった。これまた非常にありがたい。

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芝生の広場は空がぽっかり空いたみたいで、どこか遠いところまで来た気持ちになる。幸せ。
高いビルが見えない都心の広場は最高だ、うん。

展示は東京都庭園美術館になる前の朝香宮邸の魅力を伝える年に一度の建物公開展と、竣工した1930年代の東京に焦点を当てた作品が集まっている。詳しいことはぜひHPを。

私は建築のことも関東大震災後の大正の歴史も恥ずかしながら、ほとんど知識がないのだけど、丁寧な説明と美しいアール・デコ建築にひたすらうっとりした。
浴室の大理石をシンメトリーになるよう切り出したり、木目の継ぎ目を合わせたり、とにかく細部まで美しい。
そりゃあ宮家の邸宅なので素晴らしい意匠が施されているのは当然といえば当然なのですが。
果物やお魚、お花など可愛いモチーフもたくさんで見ていてうきうきする。
壁も天井も照明もきょろきょろしながら二周しました。
あんなお家に生まれたら、人生が今とはまるで違うよなぁと妄想しながら。

建物公開展は年に一度らしいので、会期も伸びたことだしオススメ。
曇りや雨の日でもまた違った趣きがあるだろうけれど、やはり晴れの日の太陽が差し込む邸宅は格別だろうと勝手に思っています。だからぜひ晴れの日に。


久々にひとりで遊ぶとこんなに楽しかったことを思い出せたのも嬉しかった。
私、もっと一人きりで色んな場所へ行こう。
たぶん明日は筋肉痛。

サポート…!本当にありがとうございます! うれしいです。心から。