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M-1グランプリ2030の審査員を勝手に考えてみた

お笑い賞レースの中でも圧倒的な注目度と権威を併せ持つM-1グランプリ。

準決勝も終わり、あとは決勝を残すのみですが
今回の決勝戦は、なかなか恐ろしい漫才師が出揃ってしまいました。

まさに、漫才というマイク一本で戦う異種格闘技戦。

今回は本命不在。
それゆえに予測不能かつ、前例にない漫才日本一頂上決戦になる予感がします。

有料にはなりますが
ある意味カオスとなったM-12020準決勝を振り返った記事もありますので、もしよろしければ読んでください。

2020年の決勝に向けて盛り上がりの最中ですが
M-1グランプリは10年後も果たしてあるのか…?

そんなことをふと考えてみた。

とてつもないキラーコンテンツゆえに、M-1サイドが終わらせたくないのは当たり前。

ただ、これまでM-1グランプリの全てを司ってきたのは決勝の審査員であり、M-1はコンテンツとしての軸足と基盤がそこに置かれている。

その絶対的強さは揺るがないが、一方でそれは諸刃の剣とも言える。

島田紳助さんが2001年にM-1を創設した際、こだわっていたのは審査員の人選だった。
破格だった賞金の1000万円より
漫才日本一の称号とスターへと繋がる切符を手にすることに価値がある。

しかし、一言で「日本一」「スターへの切符」と言っても、これまで存在した過去の漫才コンテストとの決定的違いは審査員のバリューにあった。

己の力で芸能界を勝ち上がってきた圧倒的実力者や天下人が審査席に座ることに紳助さんはこだわり
漫才日本一の称号とは名ばかりではなく
審査員の人選でM-1という大会の説得力を示そうとしていた。

もちろん、審査員の全員が全員ではなくとも
『この人たちがジャッジするからこそ日本一の漫才師であり、同時にスターへの切符も手に入る』
そこの価値とコンセプトを全面に押し出し、張りつめた緊張感を生み出した結果、M-1グランプリはここまで大きなソフトに成長したのは間違いないのだが…


もしも、それを引き継いだ形を絶対に取らなければいけないのなら、10年後のM-1グランプリ存続は難しいだろう。

今現在は紳助さんの意志を受け継いだままの形でM-1グランプリは継続しているが、その裏には紳助さんに対する義理や、どうしても引き受けざるをえない様々な事情が交錯しているが…


創設者である島田紳助さんの残した現行の形を取れなくなればM-1グランプリは、もはやM-1グランプリではない。
そうなれば全くの別番組と言って差し支えないのだが

その別番組となった時のM-1グランプリ…
別の賞レースのようになったとしても
もし、10年後に続いていたとすれば…

といった、仮定の話を綴りたいと思います。

もちろん現在のM-1ほどの権威と格を持ち合わせられるかどうかは分かりませんし、そこの域まで達することは不可能に近い。

だが、M-1創始者である紳助さんの意志を受け継ぎ

M-1グランプリ=審査員とするならば
10年後の2030年を想定して審査員の人選を考えてみたいと思います。

権威は落ちようが
スターへの切符が確約されなかろうが
それは仕方がない。

できる限りでベストを考える。

ちょっとした遊びではありますが、少し真剣に考えてみました。

賛否あったとしても
お客さん投票や視聴者投票にするよりは、絶対に審査員がジャッジしたほうがいいのです。

ということで
私が勝手に決めた2030年のM-1グランプリ決勝戦の審査員を順に発表していきます。

M-1グランプリ2030
決勝の審査員を務めていただくのは…


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