戦争が起きる原因について考えてみる

 一つの政党をサポートしたり、一つの意見に傾倒したりするのも一つの在り方ですが、ときには自分の意見を見直す対話も必要ですね。
 政治においては討論が行われるケースが多いんですが、個人的には対話がないと、新しいアイディアが出てこないと思うんです。
 自分の意見だけを押し通すのではなく、だれがどんな立場で発現しているのか認め、理解したうえで、あらゆる案を探っていくことも重要だと感じます。

 これは政治に限らず、世界中の問題すべてに共通することです。

 ということで、続きのお話です。


 戦争が起きる原因として、一般的な理由はだいたい3つに分けられると考えています。

 1つめは、経済的・物質的な理由で、主に土地、石油・石炭などの資源、資本主義・社会主義など経済体制の違いなど、多くの戦争が、建前はともかく、これに該当します。特に大規模な戦争にはこのパターンが多く見られます。

 2つめは、宗教的な理由で、戦争ほどはっきりした形でなくても、襲撃、テロなどの行為として現れる場合もあります。ただ、この建前で、実際には社会に対する不満を持った人たちが集まっているケースもあります。

 3つめは、民族的な理由で、生活習慣の違いなどから争いが起き、そこから戦争になるケースです。中には国の中に複数の民族が分かれていて、これが内戦の原因になることもあります。

 ただ、こうした理由がすべてではないので、例外的なケースもあります。軍の緊張を高めるための意図的な戦争、などという理由はこういう例外に入ります。明確な理由がなく、理由をつくり上げて戦争をするパターンです。

 

 ときどき「陰謀論」という言葉を耳にしますが、こういう一見怪しい内容でも、さまざまな状況を考慮すると、現実的な場合もあります。怪しいから、ニュースで伝えられていないから、という理由で排除してしまうと、判断に曇りが生じる場合があります。


 歴史的に見ても、宗教的なリーダーが政治権力を握ったケースがありましたし、スパイも決してお話の世界の住人ではありません。

 一見、国家の中で動いているように見えても、実際に追求しているのは、必ずしもその集団の利益ではなく、ごく一部の人の利益であるというケースもあります。

 世界の人口が増え、水、食糧の問題が生じていますし、エネルギー不足は常に問題視されます。
 世界の人口が減ることを目指すグループがあるかもしれません。

 こういう中で平和を主張したところで、そういう人たちには響かないでしょう。こういう現実を無視して平和論だけを唱えても、平和は実現しない、ということを、まずはきちんと把握しないと、それを超えるアイディアも出てこないと思っています。

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