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2023年8月フランスパリ旅行記

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2023年8月に初めて訪問したフランスパリ旅行関連の記事をまとめました。 主に美術館レビューです。
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記事一覧

パリ旅行記_乗り換えのドーハで置いてかれた話②

パリ旅行記_乗り換えのドーハで置いてかれた話②

 大事件もなく、無事に終わろうとしていたパリ旅行。帰路の経由地ドーハで、乗り換えの飛行機は無常にも私たちを置いて飛び立っていました。

 同航空会社の別便対応をされている方に助けを求めると、「サービスセンターに行って」と言われ、さながらドラクエ気分になってきた。
 サービススマイルが1ミリもない担当の黒人さんに、「振り替えは明日の便だね」と淡々と告げられる。
 「ホテルバウチャーをメインのサービス

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パリ旅行記_乗り換えのドーハで置いてかれた話①

パリ旅行記_乗り換えのドーハで置いてかれた話①

 色んなものを吸収して、無事にフランスパリに別れを告げて飛行機に搭乗。楽しかったなぁ、また来たいなぁ…とうつらうつらしながら飛び立つのを待っていました。
 日没後の便だったので、飛行機内は暗くて、入眠にはいい状態…と思いきや、離陸予定1時間を超過したあたりで突然着く照明。ざわつく機内。

 体調悪いお客さんがいたのか、救急隊に連れていかれる人影が見えた。ドリンクとつまみを配り出すCAさん。なんだか

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パリ旅行記 ルーヴル美術館を浴びようじゃないか

パリ旅行記 ルーヴル美術館を浴びようじゃないか

 旅の最終日はルーヴル美術館の練り歩き。
 数日前に夜間開館でモナ・リザと対面を果たした私だったが、ルーヴル美術館はまだまだそんなものじゃない。開館時間と同時に当日券を求めて一時間程並び、再びガラスピラミッドから館内へ。

 コの字形の建物はそれぞれ偉人の名前の「翼」の名称がついており、展示は4階分。絵画に始まり、彫刻、装飾品、工芸品等が地域や年代毎に分類されている。
 最初に目指したのはフランス

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パリ旅行記 ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)

パリ旅行記 ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)

 初めてのヨーロッパ、パリの旅。
 歴史的美術品が多いパリの美術館において、国立近代美術館は現在アートの最大収蔵ということで、とても訪れたかった場所でした。

 ポンピドゥー・センターという建物は、美術館の他にも映画館や図書館等が入っている複合施設となっています。建物自体がパリの街にはちょっと浮いている原色を多用し、パイプがうねうねと建物を取り囲む現代アートそのものの近代的な見た目。
 エントラン

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パリ旅行記 思わず声が漏れたステンドグラス礼拝堂_サント・シャペル

パリ旅行記 思わず声が漏れたステンドグラス礼拝堂_サント・シャペル

 石造りの螺旋階段を上り、メインの礼拝堂に出た瞬間、ため息がもれた。広々とした鳥籠構造の壁を埋め尽くすステンドグラス。
 改装工事中のノートルダム大聖堂の代わり、くらいの気持ちで訪れたサント・シャペルだったが、この旅でも特に感動に残ることになった。

 ヨーロッパの宗教にそこまで詳しいわけではないけれど、ひとつひとつのステンドグラスが聖書の物語を紡いでいるのが分かる。四方どの角度から光が当たっても

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パリ旅行記 世界を魅了する微笑、モナ・リザ

パリ旅行記 世界を魅了する微笑、モナ・リザ

 フランスパリに行く目的にして憧れの場所、「ルーヴル美術館」。メディアで特集される度に、いつかはと思っていたアートの聖地。
 一日では回りきれないという噂だったので、複数回訪れることを前提に、週に一度の夜間開館の日だけwebサイトから予約をしておきました。
 併設の「カフェマルリー」で夕飯がてら機運を高めた後、(この旅で最高に言語能力の敗北感を味わいました!)ほろ酔いで耳が赤いと笑われながら、いざ

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フランスパリ_チュイルリー公園の観覧車

フランスパリ_チュイルリー公園の観覧車

 初めてのヨーロッパ、芸術の都、パリ。
 ヨーロッパの観覧車の歴史は古く、ないわけない!と意気込んで探していましたが、ガイドブックにちらちらと写る観覧車をどこも紹介してくれない。
 なぜなら、常設ではなくバカンスシーズンになると一時的に造られる「移動式遊園地」の一部だったのです。この大きさで季節限定か?と疑う程の、国内でも大型に分類できるくらいの立派な観覧車。
 チェイルリー公園はパリの中心オペラ

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