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【働き方改革🆚部活】

 働き方改革ということで、部活動の顧問の仕事は外部委託すべきという動きがありますが、
やはり、教員の日々の忙しい業務プラスアルファと考えると、やはり負担に感じる教員は多いのだろうと思います。外部の力を借りることは賛成ですし、私も複数のクラブチームの生徒をお預かりしているので、作品づくりから日常の指導はクラブコーチに任せています。
 私自身は部活から学ぶことが多かったですし、好きな新体操を広めたい想いで審判をしたり、大会のお手伝いを大学時代からずっとしてきたので過去の勤務校も合わせて2校で新体操部を創らせていただきました。私は部活を負担には感じませんが、部活に重きをおかない教員はたくさんいるので、複数名で顧問がいると必ず何もやらない教員が出ます。子どもと同じですね。やってくれている人がいるならやらない、で済んでいます。
 そうなると、少なからず不公平感が出るので真面目にやる先生からすると不満を生むことになりますが、やらない人を罰するような規則もないので、実質やらない人が得をするばかりだと言います。働き方改革と言えば真面目な教員を守ることになると思いきや、もしかするとやらない教員の正当化できる材料の提供になっているかも?という見方もあるようです。


私は、新体操と華道の部活顧問をしています。
中学と高校で新体操を、大学で華道をやったの で、どちらも私には大切な時間です。
 華道部はの専門のお花の先生が月に1回いらしてくださるのですが、専門の先生がいらっしゃらない時も季節にちなんだテーマで自由にアレンジをする機会を増やしています。予想以上に生徒たちは自分たちで工夫してそれぞれのクリエイティビティを発揮して楽しそうです。
 私は、もともとクリエイティブな作業が好きなので、仕事に追われている時ほど、花に向き合う時間は、癒しの時間になっています。

華道部の活動は四季折々のアレンジメント

 今日は休みの土曜日でしたが新体操の活動で出勤しました。勤務校は部活が盛んなので、3つある体育館はいつも取り合い状態。私が新体操同好会を創らせていただいた時には、既存の部活でさえも週に数日の半面しか使えない状況だったので、新しい部には練習場所がありませんでした。なので放課後に各クラブチームで夜遅くまで練習しています。今年になって系列校の体育館を土日借りることができるようになり、今日も系列校での練習でした。寒い体育館ですが、今日も元気に練習していて、私も元気をもらいました。夏明けから作品が変わり、エスニック調の作品から情熱のタンゴになりまして、まだまだ作品としては初期段階なのですが、夏までの成長が楽しみです。

極寒の体育館で私はモコモコですが、生徒は元気!


練習後、学校に戻ると、同じように部活で休日出勤する先生たちで賑わっていました。働き方改革とは逆行している人たちなのになんか楽しそう(笑)
休みの日の同僚との話をする時間って、実はとても大事だと思うのです。平日の時間に追われている感と違い、休日や夏休みや冬休みの職員室もそういう雰囲気が好きだったりします。

 来年もインターハイ行ってくれますように✨

 働き方改革には反する面がありますが、外部コーチと上手く連携しながら練習時間を工夫し、ちゃんと休みも設定し、中学高校の部活は学校教育の中で大切にしていくべきだと思うのです。

 我が息子も、熱く指導してくださる顧問の先生の元で、上下関係や横の繋がり、礼儀などを学び、親も驚くほど成長が見られます。
 娘は少し緩い文化部ではありましたが、3年間で貴重な経験をたくさんさせていただきました。

 教員として、生徒たちに必ず部活をやるべきとは言えませんが、「好き」を大切にする探究は部活は最強です。部活ならではの経験は将来の様々な困難に立ち向かう糧になることは間違いないです。もちろんその「好き」が必ず部活にあるとは限らないので、趣味でも課外活動であっても、勉強の中にでも見出せたら良いと思います。

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