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インプロで生きる

体のだるさは
ここ数日の低気圧のせいかと思っていたけれど、
どちらかというとこれは
身体中がものすごい筋肉痛だからかも(笑)

今日はいいお天気なので、やっと動きます!

(お庭の杏の花は満開を終え、花びらを落としながら少しずつ蕾に移行中)

先日、インプロのクラスに参加してきました。

「インプロ」とは?

インプロヴィゼーション(improvisation)の略で、
「即興」という意味。


参加したのは踊りのインプロだったんだけれど、
もちろん振り付けもないし、
事前に曲を知らされているわけでもないので、
その場の感覚で体を動かして表現していく。

その場の空気を感じながら、
その空間に一緒にいる人を感じながら、
繋がりを感じつつも
何か1つのものを創り上げていく。

私はインプロに対して
ずっーーーと昔から、ものすごい苦手意識があった。

急に何かを振られるとパニックになっていたし、
意識が外を向きがちだったのもあって
今ここに集中できないことが多かったから。
だから「即興」というものに抵抗しかなかった。

でも私は
自分の中に抵抗のあるところには必ずチャレンジしていく!

踊りに関しては
振り付けがあるから踊れる!というのはちょっと嫌で
クラブで自由に踊っていた頃のように
私自身の内側にある何かを
自由に表現できる場、
しかも意識を内側に向けて
内側の意識を外側に表現する機会があるというのは
とても有難い時間だった。

講師は
札幌遠征でご一緒させていただいた、
イギリスなどの海外の舞台で長く活躍されてきたSaayaさん。

いつも優しくて愛に溢れていて
でも凛としていてさっぱりしていて
私の大好きなタイプ(笑)

2時間ほどの時間の中で
どんな風に即興を作り出していけばいいのか、
ヒントをたくさんいただいた。

普段使っていない体の部位を動かしてみたり、
自分がやろうと思ったことと反対の動きをしてみたり、
体の内側をこねる動きをしてみたり、
できるだけ変な動きを探求してみたり、、、
これ、実験的にやってみると
とても面白かった。

参加者はほとんどがプロダンサーだったので、
自分との比較の意識に落ちてしまいそうだったけれど、
意識を内側に戻すことを忘れずに、
みんなを観察すること、そして自分に集中した。

そしてそれがかなりの刺激になったし、
みんなの動き方がとても勉強になったし、
自分の中の自己表現への熱量が上がったし、
いいことばかりだった!

何かの分野で上達したいと思ったら、
自分よりも格段に上のプロとご一緒できる機会を持つのが
一番だ。


インプロをするにあたって、
世界的に共通のルールがあるらしい。
その一部はこちら。

・Yes, And(受けとって、そこから展開する)
・Be Present(いまここ)
・Make mistakes(間違いを恐れない、挑戦する)
・Co-Create(共に創る)


これって、
普段生きている時に大事なことと同じだよね。
普段の生活自体がインプロなんだね!

そしてインプロは、
面白いことをやらないといけないわけでもなく、
上手にやらないといけないわけでもなく、
見せ場を作らなきゃいけないわけでもない。

ただ、その場で即座にどのように反応するのか、
どれだけ自分の中で面白い実験をできるのか、
ただただ感じてその感じている今を表すこと、
それが表現。

今ここにいて、
お互いを感じて受け取っていく、
何かにチャレンジしようとする遊び心に、
失敗してもそれを笑ってしまえるオープンさ、
そして自分がありのままでいられる安心安全の場、
自分がそのままでも何も躊躇しなくていい気軽さ、楽しさ。

素晴らしいことしかない!!

インプロを体験すると、
ハートがオープンになっているのが分かる。

誰かと比較しそうになっている自分も常に見え隠れするんだけれど、
それさえ受け止めて
いや、
私ももっと枠を外したい、
ちゃんとしなきゃスイッチをOFFにしたい、
そんな気持ちにさせてくれて
なぜかすごく爽快感を感じて終わりました。

この日は結構激しく動いたので、
最近体験していなかったくらいの全身筋肉痛で(笑)
起き上がるのも一苦労な感じでした。。。
でもほんと、めっちゃ楽しかった!

何かに対して怖くて仕方ないと思っているとしたら、
それを乗り越えた時に味わえる自己信頼は半端ない。

また今回もそんなことを感じて、
これからもインプロのクラスで
自分なりの表現を磨いていきたいなと思いました。

怖くて仕方ないこと、
それはきっと、
その人にとって最高の体験に繋がる
んだろうね!

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