青森県田子町に移住して思うこと②

田子町に足りないもの4選

移住を考えている人は気になるでしょう。
住んでいる人が足りないと感じているものは何なのか…!!

①パン屋

これは移住前から気になっていた点です。
移住前に夫の実家にあいさつしに行っていた頃。
「スーパーもあるし、コンビニもあるし、意外と不便しなさそう~♪
いや待てよ、パン屋がない!!パン食べたくなったらどうしたらいいの!?」
その頃は上の子の授乳もあってものすごく糖分を欲していた時期で。
岩手県奥州市に住んでいた頃でしたが、お気に入りのパン屋さんがあって毎週そこに通って、大好きなイチジクの入った田舎パンを食べて糖分補充していました。
そんな雰囲気のパン屋さんがあったらいいなぁと思っていたのですが…。
パン屋がない。
これは結構絶望しました。
業務用の冷凍パン生地を買って自分で焼こうかと本気で悩んだくらい、私にとっては死活問題😭
あの田舎パンがなかったら生きていけない…。

そんな私に朗報が!
地域おこし協力隊で田子町に来たご夫婦が、パン屋開業を目指しているらしい。
なんと!!!
さっそくお会いした時に、鼻息荒めに、パン屋開業を応援していますとお伝えしました😁
こんなタイミングでパン屋さんが移住してきてくれるなんて💕
今ではりんごとごりらという屋号で、町内外のイベントで出店されています。
毎回売り切れの大人気ぶり!
私はサワードゥーレーズンが一番好き。田舎パンを思い出します。
今後は田子町内に店舗を構える予定だそうです!
このタイミングで移住してきてくれた木村夫婦に感謝です🙇

②本屋

盛岡に住んでいた学生時代は、月に数回、南イオン前のTSUTAYA書店に行ってブラブラ本の立ち読みをするのが休日の楽しみの一つでした。
専門書を眺めるのもいいし、自分の知らない分野での売れ筋の本を読むのも楽しい。
ところが田子町には、大型書店がない😨
町の本屋さんはあるものの、子供向けの雑誌や文房具などばかりで…。
休日の楽しみがなくなるなぁと悲しんでおりました。

が。
田子町に引っ越してきてからは、休日に本屋に行くヒマがない。笑
本屋をブラブラ楽しむ余裕がないというか。
0歳児ならまだ抱っこして本屋に行ける。
でも1歳すぎるとずっと抱っこは嫌がるし、ベビーカーでも同様。
ちょうどその年齢に差し掛かるあたりだったので、本屋に行こうという気が起きず、結局本屋に対する熱は冷めてしまい…。
その代わりに、手でページをめくる必要のない、耳で聞けるpodcastにはまったのでした。

また、詳しくは後述しますが、田子町の図書館が充実しており、本屋さんより断然図書館の方が通うハードルが低くて、そちらに通うようになりました。

③不動産屋

田子町に引っ越す際に、まずは住む場所を!と思い探したのですが…。
検索しても引っかからない。
これには結構困りました。
ネットで探せないことには、現地に行かないといけない、のか…?
現地に行ったとて、住居について聞くアテもない。
途方に暮れた私たちは、田子町役場の住民課に問い合わせてみることに。
すると、やはり田子町のアパートなどを取り扱っている不動産屋はないとのこと。
その代わりに、町のHPに空き家情報の掲載があることや、町営住宅についても教えていただいたりしました。
さらに、賃貸物件を仲介している町外の業者さんを教えていただき、やっとアパートの内覧までたどり着いたのでした。
今では町内の賃貸物件の仲介業者さんもHPで紹介しているみたいです。

どんどん便利になっていく田子町。
あれ、足りないもの4選のはずが…笑

④温泉

かつては田子町にも温泉があったらしいのですが、今は廃業している模様。
新郷村や二戸の金田一温泉まで足を運べば、30分くらいで温泉に入れます。
でも観光的なことを考えると、田子町に温泉がないのはイタイですね~。
創遊村なんかで温泉には入れたら最高なんですけどね😊

この4つ以外に思い浮かばないほど事足りている

う~ん。あとは最近感じたのは産婦人科が近くにあればいいなということでしょうか。
妊活からお産まで、結構な頻度で通わなければいけないので、近くにあると便利です。
普段の買い物はマエダで十分だし、ホームセンターは保育園の帰り道にある。
日用品とか子供服は、二戸や三戸まで車で30分走ればお店があるし。
小児科や皮膚科なども同様に30分圏内。

「隣町まで行かないと病院がない」その通りなんだけど、「車で30分圏内」なのであまり苦に感じません。
移住前は、病院がない(診療所として存在。曜日によって小児科、整形外科など先生が来てくれる)なんて住んでいけるのか、なんて思ったりもしましたが、住んでみればそこまで不便を感じることはありませんでした。
まさに住めば都です😊

「娯楽施設がない」なんて言う人もいますが、ちょっと待って。
そんなところに行かなくても楽しいことがいっぱいあるじゃん!笑
毎日外を見れば日ごとに変わっていく風景、満天の星空。
わざわざ人がたくさん集まるところに行かなくたって、家の外に出るだけで楽しいことがたくさんあるよ。
この感覚、価値観になったのは自分が消費者から生産者になったのが大きいと感じています。

ちょっと論点はズレますが、農業をやっていると、毎日休みがなくて大変だねと言われるけど、私にとっては毎日にんにくや牛の成長を見ているのが楽しいから、大変とは思わない。
それより、毎日早く帰りたいと思いながらブルシットジョブをやっている方がよっぽど辛いし、娯楽を「消費」しないと楽しめない価値観の中に生きている方が大変そう、って思います。
(この言い方めっちゃ反感買いそう…😅)
生産者になってから、消費することで楽しむ、みたいな価値観が少し変わりました。
うまく言えてないけど、この価値観のあたりについても1テーマとして後で書きたいと思います。
まぁたまにはディズニーランド行きたいって思うし、パンや本もがしがし消費してはいるんですけどね。

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