プランニング職に必要なスキル③ ~基本・専門スキルのラインアップ~

以前の記事で、そもそもプランナーとしての前に、仕事人として必要だと思うスキル、意識について書きました。

今回は、その内容も包括しながら、プランナーに必要な専門スキルをざっくり整理してみます。
結果、少しコンセプチュアルな指針のようなものになりましたが、これを基に、育成のカリキュラムや日々の指導を行っていきたいと思いました。
細かすぎると見るのも大変だし、このくらいおおざっぱでいいや。

GENERAL SKILL と PROFESSIONAL SKILL に分けてみました。

- GENERAL SKILL(基本的なベーススキル)
 ①基本的なビジネスのスキル
 ②プロジェクトマネジメントのスキル
 ③実現性やクオリティの客観的な評価・検証のスキル

- PROFESSIONAL SKILL(企画職として専門スキル)
 ④リサーチと課題設定のスキル
 ⑤ストラテジー構築のスキル
 ⑥アイディエーションのスキル
 ⑦プレゼンと企画コミュニケーションのスキル

GENERAL SKILL(基本的なベーススキル)

①基本的なビジネススキル
基本ビジネススキルはさらに4つに分解してみました。プランナーやクリエイターは、最初のあげる ”所作” ができない人が多い印象です。
 -所作:挨拶や優れたビジネスマンとしての所作
 -報告:適切なタイミングで適切な内容の報告
 -資料:建設的で明瞭、有意義な資料の作成
 -会議:ゴール設計と適切な会議手法の活用

②プロジェクトマネジメントのスキル
仕事を作業と捉えずに、優れたパフォーマンスを発揮するために、関係者と連携をとり、必要な情報やアクションを見出し、実行するスキル。
成長するほど、自分の役割だけでなく、チームの成果にコミットすること。

③実現性やクオリティの客観的な評価・検証のスキル
企画内容が客観的に良案かどうかを検証する姿勢とスキル。
世の中の事例や他者の考えをくみ取り、企画内容な適切か、実現可能かを自ら判断できる。


PROFESSIONAL SKILL(企画書職として専門スキル)

④リサーチと課題設定のスキル
 対象とする内容に合わせた必要な情報を、
 網羅的な視点を持ちながらも、強弱をつけて収集、整理し、
 得られた情報を分析し、重要な課題を導き出すスキル。

⑤ストラテジー構築のスキル
 見出した課題に対して、その解決を促すコンセプトを策定し、
 そのコンセプトに沿って、一貫性のあるストーリーとして、
 企画や戦略設計をすることができる。

⑥アイディエーションのスキル
 コンセプト沿い、強い課題解決力を持つアイデアを出し、
 企画やクリエイティブワークとしてつくりあげる。
 アイデア創出や企画設計の手法を駆使する。

⑦プレゼンと企画コミュニケーションのスキル
 企画した内容を、必要な情報や演出手法を用いながら、
 論理性とパッションを持ちながら説得力をもって伝えることができる。    一方向の発信ではなく、顧客や周囲の意図をくみ取りつくりあげていく。

それぞれの内容は、自然に実践されることではありますが、如何に意識してその質を高められるかが、重要になってくると思います。ありがちなダラダラとした会議、アイデアはいいが、プロジェクトの進行は質が低い。そんな人にならないように。

よし、育成や日々の仕事で、実践してみよう!

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