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なぜ組織は働きにくくなったのか

この世にあるものは、誰かが望んでできたものです。
ということは、会社という組織も、現在の労働基準法も、すべてそうしたほうが良いね、でできたシステムのはず。
なのに、何故働きにくくなってしまったんだろう。

男女平等を目指して

組織運営をする上で必須なこととして、HRの世界では下記が当たり前になっています。
◆ビジョン・ミッション・バリューが明確
◆評価制度が明確かつ公平

確かに私もこれが定まっていれば、社員が同じ方向を向けるし、やることがわかりやすいし、公平性が保たれることで不満が少ないことはわかる。
でも、本当にそれがベストなのか?

私はこれが、男だけで作り上げた世界に、女も入れてあげよう、という状態になっている気がしています。

私の場合、目標を設定されるのも、評価されるのも苦痛でした。
そもそも会社の中での目標なんて、売上を上げ続けることor生産性を上げることに尽きる。(いろんな言い方するけど結局ここになる)
さらに評価制度は給与よりも、精神的な負担が大きかったです。
評価されれば一安心だけど、評価されないときは会社に在籍していること自体が罪悪感になってしまって、自分を責める材料になっていきました。
でも、そんなこと言うとメンタルが弱い、考え方を変えろと言われます。
はい、知ってます。大丈夫です。

男性性だけで走ってきた社会

ちょっと心理学入ります。
「男性性」「女性性」という言葉があります。

男性性に分類されるのは、論理性や、リーダーシップ、攻撃性、積極性、決断力などが一般的です。
逆に女性性とされるのは、感情、やさしさ、包容力、柔軟性、共感性などです。
※ビジネス心理学より


男性であっても女性性があり、女性であっても男性性がある。全員がどちらの性質も持ち合わせています。
「男だけで作り上げた世界」と書きましたが、まさに男性性の性質で作り上げられたと思うのです。
女性性の特徴である感情は変化します。それを論理性を持った男性性は理解ができない。だから、論理的で一貫性をもって突き進んでいく、という組織になってると思うんです。

でも男女問わず女性性の性質も持ち合わせています。
つまり、感情によって変化もするし、それに対する柔軟性も持ち合わせているはずなんです。
そこを拾える組織ってどうでしょう?素敵じゃないですか?

やっぱ辞めた、と言えない組織

やりたいことは変わります。
状況も簡単に変わります。今回のコロナもそうだし、結婚・出産なんてのもそうです。
自分では変えようと思ってなくても、急に価値観が180°変わることもあるでしょう。
そんな中、今の組織は「やっぱ辞めた」が言えません。

一度決めた目標は達成しないと無責任。
途中で放り出したとみなされます。
それが怖くて、みんな言い出せないだけです。

もっと柔軟になったらどうだろう?
人からどう言われるかとかもし関係なかったら
「やっぱ辞めた」という人だけじゃなくて「やっぱそれやりたい」の人もいるはず。そしたらうまくパズルのようにハマる気がするんですよ。

でもそれには条件があります。
それは、全員が我慢しないこと。
この「我慢」については別で記事にしようと思います。

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