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1人暮らしが終わりそうだ

おもむろに、私の1人暮らし生活が終わろうとしています。
過去にも1人暮らしの経験はあるのですが、今回の1人暮らしは約3か月。度を越えた孤独というのは体によくないということを痛感しています。


1人暮らしを始めた理由というのは、元恋人との同棲解消そしてお別れというものでした。
同棲解消。私は実家暮らしが困難であるという性分は元々分かっていたし、家族もそれを分かってくれていたので自然と1人暮らしの準備を始めることとなりました。


実家暮らしが困難というのは、別に家族との仲が悪いとかそういうことではなく、家族との距離感の問題だったりパーソナルスペースがないという悩みだったり、私の強迫性障害ライクに関するものだったりします。
そして私は無職の精神と発達の障害者。障害年金と家族の援助をもらいながら1人暮らしをしていこうと単身での生活が始まったわけです。


最初の頃はまぁ生活ができていました。一度入院は挟んだものの、実家に戻ることなく現在のアパートで生活を続けました。
2024年元日に起こった地震でメンタルをそこそこやられはしたもののそれも乗り越え、日々生きてきたはずです。


ですが、これを書いている2~3週間程前から私の様子がおかしくなるのです。

1人が淋しい。
それが知らぬ間に積もり積もって、異変に気付くまで積もったのがその2~3週間前だったんでしょう。

朝起きるときも夜寝るときも1人。1人暮らしなんですから当たり前なんですけど、私はこの「朝起きるときも夜寝るときも1人」というどうしようもない事実に、もともとぽんこつなメンタルなのにひどく病んでいきました。


私の場合、働いてもいないし学校などに通っているわけでもないので、外に出て人と接する機会が基本ないのです。一般就労や就学というのは「できない」というのは今は分かってはいるのですが、そうやって社会との接点、人との接点が極端にないことでより孤独さを感じたのでしょう。
毎週の訪問看護と母が遊びに来るとき以外は人と喋るという機会がなく、私自身「なんとかしなければ」と考えてはみたのですが、なにもいい案が浮かばず日々は過ぎていきました。


でも、今思えば「なんとかしなければ」と打開策を考えられるうちはまだよかったんだと思います。
私の「1人が淋しい」は加速度的に具合を悪くさせ、病院・家族サイド共々から入院をすすめられるまでになりました。

1人が淋しい。ぼーっとしてくる。喜怒哀楽が薄くなる。気力がなくなる。大好きなキッチンに立つことや食への頓着がなくなる。

どんどん、どんどん、「これは1人にさせておくのはまずい」と自分でも思うような状態に悪化していきました。これを書いている今もそんなに健康なメンタルではありません。


私自身も「もうこれは1人暮らしは続けられないな」と思って次の住処を考えているところなのですが、今出ている候補は精神障害者のグループホームか実家暮らしの2択です。
正直、どちらを選んでも「集団生活が苦手でコミュニケーションも苦手」な私にとっては暮らしていくにはかなり自信がなく、でももう今の生活を続けていくのも身の危険を感じており、平たく言うと「ちょっと詰んでる」感じです。


なぜあのとき、あんなに仲が良かった元恋人から離れてしまったのでしょう。なぜあのとき、一時の甘い誘惑に惑わされてずっと私を大切にしてくれていた元恋人の手を振りほどいてしまったんでしょう。

後悔と一言で言えばそうなのかもしれません。元恋人とは現在毎日連絡を取り合い週1ペースで食事に行く仲ではありますが、覆水盆に返らずというのがちょうどいい言い方のような気もします。


多分、向こう1か月で私の環境の変化はそこそこ起こるような気がします。変化を拒むこともできますが、その選択をするのかはなんとも分かりません。
とりあえず私は人と程よく関わって生きていかないとメンタルがだめになる体質の人間だということが痛いほど分かったし、覆水盆に返らずというこの現実を痛いほど見せつけられています。


生きていると学ぶことが日々たくさん起こります。私はそうやって学んできたことを、どうやって今後の人生に生かしていくのでしょうか。私は今後どうやって生きていくんでしょうか。


次の住処を選ぶときは相談と妥協ということがとても必要になってくるような気がします。
実家暮らしもグループホームも、生活をシミュレーションしてみても人と程よく関わって生きていくって多分難しいことなんだろうなぁというところに着地します。とりあえず、生の糸をつなぐことは頑張りたいと思います。

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