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【歯並び日記⑬詰まる食べ物ランキング】

2022年の始まりとともに37歳で始めた歯列矯正の記録用日記です。3日坊主、だけどなんとか続いています。これからもコツコツ続けたい。お口のトラブルは著しくQOLを脅かす。そんなエピソードはこちら。

【8月 毎日暑いので唐突にランキング】

上下のワイヤーを装着してからというもの、食事場面でかなり難儀することとなったわけだけど。それは歯列矯正をがんばる者すべての宿命。
ここ数ヶ月で分かってきた、とにかく詰まる・挟まる食べ物をランキング形式で紹介。あくまで私個人の感想です。

野菜編

野菜食べようね、そんなキャッチコピーを壊れたラジオのように毎日子どもたちに繰り返させてもろてますけどmore。ワイヤー×野菜っていうのも難儀な関係なものです。

第3位 とうもろこし
夏野菜の王道、甘くてみずみずしい、黄色いあいつです。
芯部分からコーン部分を歯でこそぎ取る時の「圧」がかなりの痛みを誘発するけれども。その壮絶な痛みに耐えてガブリ!とかぶりつくと、もれなくあれやこれやがワイヤーと歯の隙間にスライディング!
そして薄皮が、しぶとく歯間ブラシでも取りにくいったらありゃしません。でも大好き。どうすればいいの。

第2位 ミニトマト
またまた夏野菜のメインストリーム。真っ赤な宝石。家庭菜園で豊作、次々に収穫。甘くて太陽の味がする。
こちらも薄皮がワイヤーの奥に挟まってなかなか取れない。ゼリー状の部分に包まれたつぶつぶの種も、ブラケットとワイヤーのちょっとしたすき間に挟まって発見が遅れる、なんてことも。

第1位 ほうれん草
我が家の食卓に欠かせない緑黄色野菜。シンプルにおひたしも美味だけど、マヨネーズ和え、胡麻和え、ピーナッツ和え、和えて和えて和えまくられる緑の麗しい葉っぱ。繊維が噛み切れず、細長い葉っぱの残骸がワイヤーに絡みつくさまは「怨念」「リング」そのもの。いつもの歯間ブラシタイムがほうれん草のおかげで3割増しで長くなると悟りました。このままの頻度でほうれん草を食そうものなら、洗面台から貞子が這い出してしまう。恐怖。

麺類編

我が家では休日の昼食は麺類の登場回数がめちゃめちゃ多い。実家での子ども時代、土曜の昼ご飯といえば、ミートソーススパゲティ(ママ―缶詰)、ラーメン(袋麺)、皿うどん、そうめん、やきそば、あらゆる麺類が週替わりで登場していた。お好み焼き率も高かった(府中焼き;麺とキャベツと豚ミンチのハーモニーは気絶もの)。麺類とは便利で美味しい。だがしかし、ワイヤーとブラケットを装着している場合、命にかかわる危険をもたらすこともある。いざ慎重に食すべし。

第3位 うどん
さぬきうどんの冷凍麺を常備している。コシがあってのどごし最高。ゆで具合に気を配れば(単にゆですぎ注意)うどん県のセルフうどん(製麺所系)にも負けない気がする。小ねぎを散らしてしょうがチューブをしぼる。いりごまをパラり、天かすをお好みで。めんつゆをぶっかけて食す。
いつものコシばりばりの太麺はワイヤーと歯茎の間にすーぐに詰まってしまい、体感でハムスターのよくばりほっぺになってしまう。そうして早々と箸を置く羽目になる。食べたいのに食べられない、拷問ですか。

第2位 そうめん
揖保乃糸、美味しすぎ。大好き。こちらはうどんと比べてするする飲める。ワイヤーへの詰まり具合もそう気にならない。しかし噛む力が落ちている時はあろうことか飲め過ぎて、のどにつまって嗚咽。歯列矯正に挑戦する前にも、急いで多めの麺をすすった時には嗚咽していたけども、このところ嗚咽事例が急増。危険。涙目必死。

第1位 盛岡冷麺
近所のスーパーで夏場になるとどどーんと並ぶ盛岡冷麺。黄色い半透明の中麺で、コシが強い。キムチやゆで卵をのっけて食べると本当にサッパリおいしいのだけど。コシが強すぎて噛み切れない、ほっぺに詰まる(ハムスターほっぺ再来)、喉に麺が束でダイブ。窒息の危険を感じてからというもの、手が伸びなくなってしまった。噛めない時期は特に慎重に食さねば命が危うい。

宿命は期限付き、前向きに

今回は野菜編と麺類編でした。ああ、無情。美味しい食べ物ばかり。
宿命を背負ってからというもの、自宅以外での食事に後ろ向きになっていると自覚あり。職場ではどうしてもカロリーの摂れるゼリー系やくちどけの良い蒸しパンをつまむ程度に遠慮してしまっていて悲しい。
今回の詰まるランキングは超絶個人的な順位であることと、本来どれも大好きな食べ物ということも申し添えておきたい。だからこそ、気軽に食べられなくて辛いのです。
もうすぐ1ヶ月ぶりの調整日。また噛めない期に突入すると思うと心は沈むけれども。いつかピカピカの歯並びで大好きな食べ物を思い切り食べられるように。期限付きの宿命を前向きに踏みしめていくのみ。

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