松田ゆうき

普段は出版社勤めのVR大好きゲーマー。VRの魅力を世の中に伝えたいと考え、日々VRにつ…

松田ゆうき

普段は出版社勤めのVR大好きゲーマー。VRの魅力を世の中に伝えたいと考え、日々VRについて学びながらnoteを執筆。米光講座11期にてライター修行中。

最近の記事

ライター志望・松田ゆうきの執筆記事をまとめてみた

いつ終わるとも知れない緊急事態宣言。こんな時なので自分の書いてきた記事をまとめてみた(出歩かなくて新しいネタがないとも言う)。 プロフィール大学卒業後、大手監視カメラメーカーにて営業職を担当。自治体や官公庁、生活インフラ、各種交通機関に携わる。10年間務めたのち、一転して出版社へ転職。現在はWEBマンガサイトの運営を担当。 趣味のブログ「ゲーマーズライフ」は今年で13年目。noteでは昨年よりVRを中心に執筆中。 得意分野はVRと富野由悠季監督。その他アニメ・ゲーム・映画全

    • 「バ美肉おじさん」を納得するのに必要だった、たったひとつの言葉

      VRデバイスを買って以来様々な体験や学びがあったが、どうしてもわからないものが一つだけあった。「バーチャル美少女受肉おじさん」、通称「バ美肉おじさん」だ。 いわゆる「バーチャルYouTuber」は、演者がバーチャルキャラクターに扮して(生身を出さずに)YouTuberになるというコンセプト。この"バーチャルキャラクターに扮する"という部分にVRデバイス(Oculus RiftやVive)を使うことで、演者の身体や視覚をトレースしている。 演者とバーチャルキャラクターの性別は

      • ハンドトラッキングはVRビジネスの可能性を広げるか

        先週12/11よりVRデバイスOculus Questがバージョン12.0に更新された。今回の目玉はハンドトラッキング機能の追加だ。 これまでOculus Questは専用コントローラを両手に持たないと操作することができなかった。しかし新機能によって本体付属の外部カメラで手・指の動きがトレースされるようになり、何も持たず手ぶらで操作できるようになったのだ。 機能自体はごくシンプルだが、VR世界に「自分の手がある」(ように見える)というインパクトは絶大。動きを見ているだけで

        • VR体験は人を饒舌にさせるという発見――VR体験会レポート

          「VRは体験してみないとわからない」ということを常々考えている。ここはひとつ、身の回りへの普及の第一歩として自ら体験する場を設定してみてはどうかと思い実践することにした。 しかしせっかくやるならただ遊ぶだけではもったいない。体験を通じて「欲しくなるかどうか」を調査してみよう。きっとみんな欲しくなるはずだ! ……そう思っていたのだが、思ったような結果にはならなかった。 けれどそこには、「体験すると饒舌になる」という発見があった。 1.体験会を成功させるために考えたこと今回開

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          スクリーンの向こうに巨大ウィル・スミス!?――驚異的現実感を与える『ジェミニマン』のハイフレームレート

          "究極の映像体験"、"『アバター』以来の衝撃"、”映像関係者は絶対見に行け"、"内容よりも映画自体がSF世界に近い"、"ヌルヌルウィルスミス!"。そんな、内容はともかく技術面では絶賛一色の感想が躍るのは現在公開中の映画『ジェミニマン』3D+ IN HFR(3Dプラスインハイフレームレート)版だ。 3Dはもちろん、4DXもIMAXレーザーもドルビーシネマもいち早く体験してきた映画オタク、いや映像体験オタクとしては義務感に駆られたので公開3日目の日曜日、劇場へ足を運んでみた。

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          『Asgard's Wrath』から考えるモダンなVRゲームに必要なポイント

          今月10日に発売した大作VRゲーム『Asgard's Wrath』を早速プレイ。神様となって冒険するのが新鮮な一方、先日参加し記事にした「Oculus Connect 6 報告会」における有識者の方々の「大作タイトルは長年作っていたから仕方なく出すだけ」といったネガティブな発言を改めて思い出すものでもありました。 今回は『Asgard's Wrath』の感想を通して、2019年に発売されるVRゲームに必要なポイントを考えてみたいと思います。 大作タイトル『Asgard's

          『Asgard's Wrath』から考えるモダンなVRゲームに必要なポイント

          ついに見えたスマホの次への一手「Oculus Connect 6 報告会」レポ

          「Oculus Rift Sは死んだ」「ザッカーバーグの本命はAR」――注目発言も飛び出し大いに盛り上がった「Oculus Connect 6 報告会」を今回は振り返ってみます。 1.「Oculus Connect 6」についてまずはご存じでない方も多いと思いますので、「Oculus Connect 6」について簡単な説明を。 「Oculus Connect」とはVRデバイスを開発・販売しているOculus VR(親会社はFacebook)による発表会で、6回目となる今回は

          ついに見えたスマホの次への一手「Oculus Connect 6 報告会」レポ

          バーチャルマーケットには僕らの夢が詰まっている

          ――巨大美女のおっぱいがトランポリン―― ラジオから流れてきた怪電波に翻弄されたある1日について今日は話したいと思います。 きっかけは漫画『BEASTARS』でした。肉食獣と草食獣の"共学"高校に通うオオカミ・レゴシの、学園ラブコメでミステリで、ヤクザ抗争モノ。そんな破天荒な漫画の作者である板垣巴留先生がラジオに出演されたと知り、ニッポン放送「ミューコミプラス」をradikoのタイムフリー機能で視聴するところからその朝は始まりました。 しかしこのオープニングトークが問題で

          バーチャルマーケットには僕らの夢が詰まっている

          東京ゲームショウ2019で1番面白かったゲームの話をするー『モスキートが来る』

          今月12日から15日まで開催された東京ゲームショウ2019。『FF7 REMAKE』や『新サクラ大戦』など話題の新作が目白押しだったが、1番面白かったゲームは?と聞かれたら『モスキートが来る(モスクル)』と即答したい。 恥ずかしながら会場で目にするまで『モスクル』のことを知らないでいたが、それもそのはず。展示されていたのは個人や小規模スタジオ製のゲームが集うインディゲームコーナーの片隅。このゲームも野沢幸男さん個人による開発のよう。 このゲームの特徴はモニターを使わないと

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          AI同士の恋愛関係は成立するのか?―映画『HELLO WORLD』の問いかけ

          9月20日より公開となった映画『HELLO WORLD』。興行収入25億円の大ヒットとなった『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を手掛けた伊藤智彦監督の完全新作映画ということで注目されている本作だが、実際に見てみたところ注目すべきは「仮想空間におけるAI同士の恋愛関係」をテーマにしているところだと感じた。 舞台は2027年の京都市。高校生の主人公・堅書直実の前にある日現れた謎の男が告げる―― 「お前は2027年の京都を再現した仮想空間の一人格に過ぎない」(

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