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結婚式場とラブホって似ている

街中で「お城みたい!」と思う建物は2つある。結婚式場とラブホテル(ラブホ)だ。

どちらも建物によって異なるけれど、シンデレラ城のように三角の屋根があり、純白の壁がキラキラと輝くタイプをよく見かける。結婚式場とラブホテルが並ぶことはないけれど、王宮のように可愛らしくてロマンチックな雰囲気がよく似ている。


▼1枚目が結婚式場、2枚目がラブホテル。

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なぜ結婚式場とラブホは似ているのか。考えた結果、どちらも「解放」するからだと思った。前提として、どちらも2人の愛を確かめ合う場所だ。結婚式では一生の愛を感じ、ラブホでは少なくとも一夜の愛は感じる。愛を感じる場所はロマンチックな雰囲気でないといけない。だからロマンチックさにふさわしくない「現実感」を省く必要がある。

現実では人の視線を意識し、思うように感情や愛を開放しきれない。駅前で抱き合うカップルは、ジロジロと冷たい視線を通行人から向けられる。愛し合う2人には窮屈な世の中だ。

そんな2人を救うのがお城っぽい建物だ。洋風のお城は、絵本やディズニーのなかで見かける”非日常”だ。お城にはかわいくて幸せそうな女性が住んでいる。そうしたメルヘンな建物は、日々の面倒ごとは忘れて愛を解放するにはうってつけの場所に違いない。

ただ1つ思うのは、シンデレラ城以外に気軽に入れるお城がほしい。緊張感とかやましさとか、そういった感情を一切抜きにしていけるお城がもっとたくさんあれば、より多くの人の感情の解放につながるはずだと思っている。

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