見出し画像

世界から赤が消えたなら

赤色のない世界を想像したことはあるだろうか。今日、Yahooニュースで下のニュースが飛び込んできた。

世界規模で「赤色」不足のなぜ?(ニュースイッチ) - Y!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00010001-newswitch-ind

ニュースを読むと、どうやら赤の染料が世界的に不足しているという内容だ。ただタイトルだけ見たわたしは、「世界から赤がなくなるって星新一みたい!(違ったらすみません)」とワクワクしてしまった。

ニュースを見たのは今朝の通勤中で、周りから赤色がなくなったことを想像したくて顔を上げた。

すると、案外赤色が見当たらない。
通勤電車の中、内装はグレーがメインで赤はほぼない。おそらく出勤する人が多いからか、赤を身につけてる人は少ない。中吊り広告に赤色は使われているものの、なくなっても気づかないんじゃないかと思う。

東京駅につくと、多くの人が降りるが、赤はやはり少ない。象徴的な赤といえば、駅構内では丸ノ内線のロゴと「そうだ京都行こう」のポスターの紅葉、電子版の特急の文字、外に出れば赤信号だ。

赤信号が日常で最も重要な赤だが、街を出歩かず、同じルートで出勤してる丸ノ内線以外のサラリーマンは、赤がなくなっても気づくだろうか。

赤がない世界は、案外普通なのかもしれない。だから、当たり前のものがこっそり消えてしまっていても、誰も何も言わないのかもしれない。

そんなどうでもいいことを考えながら、私はいつものように出勤した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?