【ストレス→腸内環境が悪化→太る】この流れがヤバイ!
ストレスへの反応というのは、僕たちのご先祖様が生きていた時代には必須のものでした。ライオンに襲われたとき、何もせずそのまま突っ立っていては食べられて命を落としてしまいますよね。
ライオンを見た瞬間に体がストレスに反応することによって、一瞬で逃げ伸びることが可能になるのです。
「ストレスへの反応」は死が迫ったときのとっさの判断に必要。
ただ、今の時代にライオンに襲われることはありません。にもかかわらず、僕たちがストレスをうけたとき(嫌な上司に怒られたときなど)、まるでライオンに襲われたときと同じように反応してしまいます。
本当にライオンに襲われているのであれば、一瞬で食われてしまうか、運よく逃げ延びれるかのどちらかです。どちらにせよ、ストレス状態は長くは続きません。ただ、現代に生きる僕たちは常に何らかのストレスを抱えています。
つまり、
常にライオンに襲われているのと同じであるかのように体は反応するため、それが慢性的に続くことで、僕たちは疲弊してしまう
ということが起こります。
疲弊してしまうのは僕たちの体だけではありません。ストレスがあると脳や腸までも疲弊してしまいます。例えば、ストレスの多い人は脳の大きさが小さく、記憶障害も起こしやすいというデータがあります(関連するnote→ストレスがあなたをダイエット失敗に導くマジでヤバすぎる理由)。
・ストレスと腸内環境の深い関係
ストレスがあると体は、「命の危険が迫っている!!!」と勘違いをします。
命の危険があるなかでは、生き延びることが最も重要。そのため、消化活動や腸内の活動などは二の次になってしまい、腸内環境の整備が後回しになり腸内環境が悪化してしまう。
と考えられます。
実際に、ストレスをうけると体の中でストレスに対するさまざまな反応が起き、腸内環境が悪化するという研究データもあります。(※1)(※2)
・腸内環境が悪いと太りやすくなる
腸内環境が悪化すると、それだけで脂肪がつきやすくなり逆に脂肪が落ちにくくなります。
つまり、
ストレスを受ける→腸内環境悪化→太りやすくなりやせにくくなる
という負のスパイラルが出来上がってしまうのです。
ストレスがあると太りやすくなる理由は、何も腸内環境の悪化だけではなく、ほかにも数多くの理由があります。
ストレスとダイエットは切っても切れない関係にあるのです(ストレスがあなたをダイエット失敗に導くほかの理由はこちらのnoteにまとめてあります)。
・ダイエットに過度なストレスは厳禁
できるだけ楽にやせたいのであれば、過度なストレスは絶対厳禁ということになります。
といっても、この時代にストレスをためないなんて無理がありますよね。だからこそ頭を使って、僕らを太らせようとするストレスに対抗しなくてはならないのです。
ということで次回、今すぐ0円で簡単にできる腸内環境の整え方についてのnoteに続きます。
〈参考文献〉
(※1) Holdeman LV, et al. Human fecal flora: variation in bacterial composition within individuals and a possible effect of emotional stress. Appl Environ Microbiol. 1976 Mar;31(3):359-75.
(※2) Takatsuka H, et al. Changes in microbial flora in neutropenic patients with hematological disorders after the Hanshin-Awaji earthquake. Int J Hematol. 2000 Apr;71(3):273-7.
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