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息子が白血病になりました 8.薬の副作用

 抗がん薬の副作用には、
アレルギー反応、吐き気や食欲低下、倦怠感、口内炎、便秘・下痢、脱毛、手足のしびれ、肝機能障害、腎機能障害
などがあります。
今回は、抗がん剤とそれ以外も含め、息子に見られた副作用を書いていきたいと思います。

食欲の変化
 入院前は食欲がなく、好物の果物しか食べない状態でした。
入院直後、輸血をすると血色が良くなり、食欲も出てきたようで、よく食べるようになりました。
抗がん剤使用時はあまり変化がなく、普通に食事をとっていました。
抗がん剤使用後に食欲が落ちました。
それから戻らず、高カロリー点滴を1ヶ月近く繋いだままになっています。
好きなバナナだけ食べたり、何も飲まず食わずの期間があったり。
何も食べないと思ったら、私のお弁当の唐揚げをパクパク食べたり。
抗がん剤を使うと味覚も変わるようで、味がわかりにくくなるそうです。
濃い味のものの方が美味しく感じるのでしょう。

 コンビニ弁当やカップ麺など、療養中であるのならば本当はあまり食べない方がいいのでしょうけど、
何も食べないよりはいいとのことで、これらを食べている子もいます。
栄養士さんが、点滴の中には塩も糖もいっぱい入ってるから、そんなに気にしなくていいですと笑
小さい子のお母さんは、
「家にいる時は、味付けとか気を使ってたけど、もうどーーーでもいい!!」
と言っていました。
私も、今までインスタントラーメンなどを与えたことがなかったのですが、
ここに来たら、ほんとうにもうどうでもいい。
何でもいいから食ってくれー!と思います。
あと、アイスクリームやチョコレートなどは薬の苦味を誤魔化すのに都合が良かったりもします。

脱毛
 抗がん剤を使用しはじめて2週間程で抜けてきました。
息子は帽子をかぶるのが嫌いなのですぐベッドが毛だらけになります。
ずっとコロコロ(粘着テープのやつ)をコロコロしていました。
1週間くらいで落ち着いてきて、今は薄めの新生児くらいの毛量が残っています。

お腹が緩い
抗がん剤や抗生剤の副作用でお腹が緩みっぱなしになっています。
うんちを爆発させてズボンやシーツをよく汚し、お尻拭きの消費量もすごいです。
いちばん困ったのは、骨髄穿刺(腰とお尻の間くらいの位置に針を刺して、骨髄液を採取する)の後に傷口を抑える綿とテープが汚れてしまうことでした。
看護師さんを呼んで、消毒をし直して、綿を換えてもらいます。
かなりしっかりとテープで固定されているので、交換がちょっと大変なのです。
整腸剤を処方してもらって、今は様子を見ています。

薬疹
 点滴か飲み薬かまだどちらが原因なのかわかっていませんが、抗生剤の副作用で薬疹が出ました。
最初は腕、その次は脚、そこから背中、お腹、顔に赤い斑点が出ました。
痛みや痒みはないようで、変更できる薬は変更してしつつ様子を見ています。

輸血でアレルギー
 いつもは平気なのに、ある時突然、血小板の輸血中にアレルギーが出ました。
目の上が腫れるというものでした。
呼吸系には影響がなかったので、アレルギーを抑える薬を入れながら輸血をしました。

以上です。
これからも、治療中に色々とトラブルが出てくる気がするので、その時はまたご報告したいと思います。

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