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息子が白血病になりました 19.腕が痛い

 白血病の治療自体は順調なのですが、またひとつイベントが起きたので、記録しておこうと思います。

6/29
突然、左腕を伸ばすと痛がるようようになりました。
見てみると、肘関節のあたりが少しだけ赤くなっていました。
看護師さんに相談したところ、寝違えたのではとのこと。
というのも、息子はよく腕を曲げて体の下に入れて寝ているのです。

6/30
翌日になっても、まだ痛みがあるようでした。
腕で血圧が測れないため、看護師さんが先生に相談してくれました。
先生に診てもらうと、熱も持っていて気になるとのことで、外科の先生を召喚。
やはり見ただけではわからないようで、レントゲンを撮ることになりました。
結果、よくわからん。

7/2
赤かった部分の腫れが確認できるようになってきました。
エコーを撮ってみたましたが、中に何か溜まっているわけではなさそうです。
今、息子の体の中には白血球が無い時期(抗がん剤治療の関係)なので、そこに悪い菌などがいたとしても戦えず、膿はできません。
血球の数が増えてくれば膿ができて、針を刺して抜けるようになるかもしれないとのことでした。

7/4
造影CTスキャンとエコーで検査。
異常なし。

7/5
患部がパンパンに腫れてきました。痛そうである。
朝起きて見ると、水膨れができて破裂した跡がありました。
小児科の先生曰く「肩肘関節のスペシャリスト」に診てもらったが、関節内は異常なしとのことでした。

7/6
白血球が増えてきたようで、膿ができてきました。
つらそうなので、強制的に血球を増やす薬を開始します。
メリット:白血球が増えるため、もっと菌と戦えるようになる
デメリット:白血病の悪い白血球も一緒に増えてしまう可能性がある
息子は寛解していて、悪い白血球が増える心配は少ないのでGOです。

7/8
水膨れのところがかさぶたのようになってきました。

7/10
かさぶたが取れてきました。
赤みと腫れはあまり引いていません。

7/12
膿が溜まってきたので、針で刺して抜きました。
20ccほど出てきたとのこと。えらい溜めてたな…。

7/13
今日も膿を抜きます。
傷口に白いポコっとしたものが見えるのが気になりました。何?

7/14
膿を抜いてもらいます。
白いポコっとしたものの正体が判明!
皮下脂肪と膿が混ざって固まったもので、5mmくらいの穴から4cmくらいの塊が出てきた…!
なんかこう、ホルモン感…マルチョウみたいな笑
こんなん入ってたんか、そりゃ治らんわ。
そこそこグロテスクだったので、お母さん気分大丈夫ですか?と先生に心配されました。
全然大丈夫ですー!(立派すぎてガン見)

7/15
包帯交換時も膿が出てこず、きれいな状態でした。
マルチョウが入っていたスペースは、ぽっこり空洞が残ったままです。
腕の中に空洞があるまま傷が塞がると、また膿ができた時に針を刺さなければいけなくなるので、
塞がらないように傷口にガーゼを刺した状態で穴が埋まるのを待ちます。

7/18
原因がやっとはっきりしました。
腸内の菌が血液に乗って体内を巡り、なぜか腕の部分に引っかかり、そこが菌vs白血球の戦場になっていたようです。
抗生剤を使っているとその副作用でお腹が緩くなることがあるのですが、その時に腸が傷つき、菌が入ったようです。
以前、熱を出した時に一度だけ血液からその菌を確認していて、それ以降は特に何もなかったので、熱出たのこのせいだったかーで終わったのですが、同じ菌が腕から出てきたと。
口から入った菌ですと言われたら、手の洗い方が足りなかったかなとか、おもちゃの消毒が甘かったのかなとか、私が涙目になるのですが、これはしょうがないですわ…ドンマイ!

7/19
空洞がだいぶ埋まってきており、びっくりしました。
傷口が塞がらないように入れていたガーゼが取れ、普通にシャワーで洗ってもOKとのこと。
こどもの回復力すごい!

 以上、直近こんなことが起こっておりました。
先生に、キミは治療の度に何かしらイベントを起こすね!(↓前回は血球貪食)

と言われてしましました。
すみません、お手数おかけします!

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