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【旅】「そうだ今からドイツ行こう」XmasMarket巡り(子どもとヨーロッパ旅)♯020

去年の今頃、イギリスに住んでいたのですが、ある日の朝、夫がこんな一言を。
「今からドイツ行くか」
当時、日本への帰国を1か月後に迎え、我々は悔いなくヨーロッパを巡り終えたいと思っていました。
イギリスのクリスマス特集にも書いたのですが、ロンドンでもクリスマスマーケットはありますが、規模は小さく、歴史は浅い。慌ただしい帰国準備の合間をぬってどうにかこうにか本場のクリスマスマーケットの雰囲気を味わってみたかったのです。

ちなみに最初のクリスマスマーケットが開催されたのは、中世のドイツのドレスデンだと言われています。12月のクリスマス前に、人々が冬季の準備や祝祭のために集まり、手作りの贈り物や食べ物を買う場として始まったとのこと。

「もう、今日行かないと、行けない!」と思ったので、そこから当日のユーロトンネル、宿を予約。荷物を用意し、小学校終わりの息子をpick upし、3時間後には車で出発!

弾丸行程でドイツのケルンとルクセンブルクを旅しました。

行程はこちら!

【1日目】
15:00 ロンドン出発
17:30 フォークストン(イギリス側のユーロトンネル入り口)
19:00 ユーロトンネルイギリス出発
20:30 ユーロトンネルフランス到着
(時差1時間なのでトンネルの実質所要時間は30分!)
21:00カレー(フランス)泊

【2日目】
9:00
カレー発
15:00【ケルン(ドイツ)】昼ご飯・ケルン大聖堂・Xmas マーケット
18:30ケルン出発
21:00【ルクセンブルク】夜ご飯

【3日目】
9:00
ルクセンブルク街歩き
12:30ルクセンブルク出発
17:30カレー到着
18:30ユーロトンネル出発
18:00ユーロトンネル到着
(1時間の時差で、時間が戻る)
20:00ロンドン到着

車で巡るヨーロッパ

ちなみに、「イギリスからどうやって車で渡るの?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、イギリス・フランス間のドーバー海峡をユーロトンネルで渡れます(正確にはトンネルを走る列車に車ごと載せる)。

日本から海外に行くとなると、手段は飛行機かフェリーしかなく、たいそうですが、車という選択肢があるので、同じ島国だけど大陸に渡るのは気楽。
ちなみに、イギリスとフランスは最短の地点で34kmの距離なのだそうです。

1日目は夕方の出発だったので、この日はカレー(フランス)で一泊。ただ到着した時間は、もうすっかり遅い時間だったので、スーパーで適当に夜ご飯を買い、早めに寝て英気を養いました。

さて、2日目。出発は9時前でしたがフランスの冬の朝は遅く、朝焼けの空がとっても優しい。

フランス~ベルギー~ドイツを高速道路で移動。
ただ事故渋滞に巻き込まれ、ケルンまで6時間ほどかかってしまいました。

ドイツ料理

前にベルリンで食べたドイツ料理がとってもおいしかったことから、すっかり虜になってしまったドイツ料理。揚げ物、ソーセージが沢山あるので、子どもたちにも好評なのです。

料理はもちろん、陽気なビアホールの雰囲気も大好きなので、ケルンでも迷うことなく入りました。ただランチとディナーの間の時間だったのに、クリスマス前の週末だからかどこもかしこもいっぱい。何軒も回って疲れたので、激混みでしたが、老夫婦に相席させていただき、やっとこの旅初の食らしい食にありつけました。(そしてこれがこの弾丸旅行、最初で最後のまともな食となる笑!)

ビアホールに子どもとは入りづらいと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、なんとこちらのビアホール、子どもにぬりえセットをくれました。(ここに限らずヨーロッパのレストランでは、よく子連れで入るとぬりえセットをくれます。)
少々子どもが騒いでも、周りの方がうるさいので(笑)、全く問題無しでした。

ケルン大聖堂

ケルンに行ったら訪れたい場所、ケルン大聖堂。

建設は1248年に始まりましたが、途中、財政難等により建設が停滞。19世紀に入ると、フリードリッヒ・ヴィルヘルム4世の支援を受け、建設作業が再開し、1880年8月15日に完成。なんと632年という歳月をかけて完成となりました。その後、1996年にユネスコの世界遺産に登録。
その優れたゴシック建築と美しいステンドグラスは多くの観光客や信者を引き寄せています。

なかも大変荘厳な雰囲気でした。

ケルンのクリスマスマーケット

ケルンの街じゅうで行われているクリスマスマーケット。
1370年に最初のクリスマスマーケットが開催され、これがケルンのクリスマスマーケットの起源とされています。
ちなみに「最古のイギリスのクリスマスマーケット」で調べると、なんとバーミンガムのクリスマスマーケットで2001年!同じヨーロッパでもいかにこの地域のマーケットが歴史的に稀少なのかがよくわかります。650年もの間、この地域の人々に親しまれた冬の風物詩を味わえるとはなんとも価値があること。

マーケットで最初に目に飛び込んでくるのは、おとぎ話で出てくるようなかわいらしい装飾。

今回の記事のカバー写真もクリスマスマーケットのものです。

そして売っている工芸品もどれもこれも目を奪われます。センスが良くてかわいい。そしてリーズナブルな価格。

あれこれ目移りしましたが、かわいらしいミニチュアの置物を購入。
時間が許すならもっとゆっくり見たかったのですが、駐車場探しとレストラン探しでだいぶ時間をとられた上に、なんとこの日は氷点下10°近く。娘もお腹をこわして子連れには過酷な状況だったので、泣く泣くケルンを離れ、ルクセンブルグへ移動。

ルクセンブルク

みなさん、1人あたりGDP世界一の国はどこかをご存じでしょうか。IMFの調査によると最新の2022年版のデータで、1位はルクセンブルクというヨーロッパの小さな国です(126,598.10 USドル)。

アメリカは7位(76,343.25 USドル)、ドイツは20位(48,756.31 USドル)と続き、日本は31位(33,853.80 USドル)。ちなみにアジアの1位はシンガポールの6位(82,807.65 USドル)です。

ルクセンブルクは国際的な金融センターとして知られており、多くの国際的な銀行や金融機関が拠点を構えています。
ただ、富のある国だけど、街並みは質素。


やれ高層タワーだ、やれブランド品街だと街並みがギラギラしないところにヨーロッパの成熟国らしさを感じます。
朝方、散歩した広場でのクリスマスマーケットもとても小さく、こじんまりしたものでした。

ただ、ルクセンブルクの城塞都市は一見の価値ありです。


中心部は午前中だけでだいたいまわれました。


ということで、ほとんどが車中ではありましたが、なんとか2泊3日でヨーロッパ大陸のクリスマスマーケットに行けました。
あと半日あれば、フランスのクリスマスマーケットも回れたんだけどなぁと残念!ただまたいつかの楽しみにとっておきます!

おまけ 日本でも楽しめる?ドイツのクリスマスマーケット

最後におまけ。
先日、京都にあるドイツの文化交流機関であるゲーテインスティトゥートヴィラ鴨川のクリスマスマーケットに娘と行ってきました。規模はぐーんと小さくはなりますが、温かな雰囲気は本場と同じ。
子どもも楽しめる音楽コンサートやクラフトのワークショップ、お店も楽しめました。


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