見出し画像

2019/05/01 Book Cafe Godou@福井県越前市〈本屋めぐりレポート〉

ショップ情報

Book Cafe Godou(ぶっくかふぇごどー)
ショップ名:Book Cafe Godou
最寄り駅:武生駅

Book Cafe Godou

福井で2軒の書店を訪ねた後、車で武生まで移動。

これまでぼんやりと描いていた「いつか本屋さんになる」という夢に対して、実際に個人営業をされている書店を久しぶりに見たことで、ちょっと現実的に思い描けるような気がしてきていた。
たとえば週6日営業しているカフェで、週に一度定休日の日にお店を間借りして自分のお店を開いている人がいることなんかをツイッターからの情報収集で知った。まずは小さく始めるというのも一つの手なんだなぁ…。

そんなことを考えながら着いたのが、武生駅にほど近いところに店舗を構えるBook Cafe Godouさんだった。

外装からしてかわいい。絵本に出てきそうな見た目。

中に入ると常連と思しき方々がすでにいらっしゃった。

実は滞在時間が限られていたので、本当はケーキも食べてみたかったけれど、コーヒーの浅煎りと深煎りを1つずつ頼んで相方と飲み比べてみた。(それぞれの違いは店主が親切に教えてくださった)

店内には大小さまざまな棚があって、いろんなジャンルの本が置いてあった。

私がその中で手に取ったのがこちら。

書名:わたしがカフェをはじめた日。
文と絵:ホホホ座
発行所:ガケ書房
発行日:2014年8月15日

入り口から入ってすぐのラックに面で置いてあり、今の私が求めているものなんじゃないかとビビビッときた。

京都にある様々なカフェの女店主にカフェを始めたキッカケや経緯を聞いていくというものだった。
1軒目はマニアックスターというカフェ。(今調べたら三重に移転していた)
ここの店主さんがカフェを始めるに至った話が、なんだかとても等身大で、自分がカフェを営むとしたらこういった歩みを辿るのだろうか…と思えるものだった。

こんな話が何軒分も続いているのだとしたら、是非続けて読んでみたい。けれどもこのお店を出る時間が迫っている…。そんなときに、この本の一番最後のページを見てみるとこんな紙がクリップで留まっていた。

500万円
えとえもん書房

私はなぜだかこれを「500円」と読み間違え、てっきり販売しているのだと思いこんで、店主に「これって売っているんですか?」と確認すると、売ってはいないと言われてしまった。
なんだ…しかもよく見たら「500円」じゃなくて「500万円」だし…。誰かがふざけて貼ったものなのかな。
そんなことを思いながらラックに戻し、コーヒー代を払ってお店を出ようとしたところで、店主から思いがけない言葉をいただいた。

「この本、売ってもいいですよ。500円で。
 その代わり大事にしてくださいね

なんて素敵な言葉だろうか!!
迷わずお礼を言って、晴れてこの本を自宅へお招きすることができた。
ゴドーの店主さん、素敵な出会いを本当にありがとうございます。

おまけ

次の日お知り合いの家で夕方のワイドショーを観ながらゴロゴロしていたら、思いがけずBook Cafe Godouさんが紹介されていた!

店主さんのお名前は栗波さんというのか…。

改めて、本当にありがとうございました。
(きっとまた行きます!!)

てんせんラジオ告知

ここに記載したような内容を、相方missatoと二人でやっているネットラジオ『missatoとゆいきのてんてき千席』の第7回放送の中でも話させていただいています。

URLをクリックするだけで聴くことができるので、ご興味ある方は是非こちらも聴いてみてください!


この記事が参加している募集

推薦図書

買ってよかったもの

いいねをいただくだけで嬉しいです! 記事を読んで「ためになる」「面白い」と思っていただけたら是非ぽちりとお願いします。