MOTHERとFUCKERとGotchとわたし

LessThanTVからリリースされているバンドで、生でライブを見たことがあるのはfOULだけかもしれない。みんなが知っているギターウルフやbloodthirsty butchersもLessThanTVからリリースしている。

 当時の雑誌DOLLやインディーズマガジンでもLessThanの他の方々とわたしMARSH FIELDS(マーシュフィールズ)が同じ号に載っていたり、ライブハウスをウロウロしていれば名前を見かけるバンドばかり。 

わたしMARSH FIELDSはポップパンクバンドからギターロックよりへと移行して行ったこと、 

共演していたのがINDIAN-Hi、3.6milk、WITH MY FOOT、DOPING PANDA、chatter 8th womanから、POWER&GLORY、ストレイテナーから、ソフトタッチ、スクラフィーとなるんで、高校生の時にニューキーパイクスで育ったわたしは、間違いなくひとつ下の世代なのかもしれないし、LessThanの方々と共演したことのない、こんなわたしが固有名詞を出していいのかわからないですが、 

映画 MOTHER FUCKERに観る、LessThanTV谷ぐちさんYUKARIさんから受け取れる、バンドを続けながら、ライブを続けながら、こどもを育てる熱量。最高です。 (YouTuberの意味のわからない家族の日常生活なんて比べものにならないような映像、正直者の家族の日常の100分間MOTHERFUCKERをこどもたちと映画館で見たい。)

正直者だから出来る突然変異であり、最高のレーベルLessThanTV!!!

そして、こんなことを書いてしまうとMARSH FIELDSの当時のお客さんやCDを買ってくれた人には申し訳ないのかもしれないですが、

「当時の自分は正直にMARSH FIELDSというバンドをやっていたのだろうかと考えさせられる。」

画像1

1994年から2007年までしかライブハウスに出演していなかったわたしは、またまた完全に面識のないアジアンカンフージェネレーションGotchさん。
彼のコラムColdBrainを読んだ
「やめなくてもいい音楽」から抜粋した一言
「売れなかったらやめなければいけない音楽とは何だろうか」

この3人がいて「はぁ~良かった」。
なんと表現すればいいのかわからないんですが、
本当にありがとうございます。 

元パンクロッカー、今おとうさんであるわたしのこどもに対する熱量の中に「音楽」がある。 

おとうさんが辿ってきた音楽ってものをこどもたちに感じて欲しくて始めた
「あなのなかにかくれているロバ」

あなのなかにかくれているロバ。 
結成は長男が産まれた2009年となる。
初レコーディングは2009年である。

こどもとのあそびの延長にある音楽。
いましか歌えない音楽、声。
そして、自分の作った曲が人に評価される感覚を知ってほしい。
カナダの人が「いいね(ハートマーク)」してる!という言葉が聞けただけでも意味があることだなと思いながら続けている。 

小さい頃から、色々な音楽フェスにも連れて行った、色々大変な面もある。音楽フェスの和式トイレで4歳のこどもを宙に浮かしたままウンチさせる。フェスの帰り道に生で聴いた曲を口ずさむんだから、腕の疲れなんて吹き飛ぶ良い思い出である。 

タバコを吸わないわたしは、他の人よりもライブハウス、クラブ、カフェの喫煙に対して敏感にいる
bonobosの事務所の方に、横浜fadを禁煙にして喫煙所を設けてほしいと無謀なメールしたこともあった。
新宿三丁目の友達のDJパーティーにもこどもを連れて行く、そのカフェが禁煙になっていて連れて行きやすい環境を作ってくれる主催のお友達に感謝。
喫煙可の場所でも、こどもからすごく遠い場所に移動してタバコを吸っているお友達を見かけると、こどもも音楽や遊びの一員に加えてもらっているんだな〜と感謝してしまいます。

画像3

作る、聴く、弾く、観る、踊る。 とにかく音楽は楽しいんだぞ。 自分の好きな音楽を見つけてくれ! というおとうさんのメッセージを受け取ってくれるんだから、こどもってすごい。 

そして、熱量のもうひとつに「おとうさん会」がある。
こどもが幼稚園に入園したとき、ビビって幼稚園に通って欲しくなかった。 我が物顔で幼稚園生活を楽しんで欲しかった。
そこで、元パンクロッカーは、幼稚園のおとうさん会「パパひつじ」に加入した。
色んなイベントに登場するパパひつじ。必然とおとうさんが幼稚園内をうろうろするわけで、こどもも休みの日でも幼稚園に行く機会が増えることで、幼稚園生活を堂々と楽しんでいた。イベントでは、パパひつじ20人で180人の参加者を楽しませる。
大イベントでは、パパひつじ20人で、のべ1300人の参加者を楽しませるんだから、相当な熱量である。
2mの絵だって何枚だって描いてやる!

結局、パパひつじ在籍5年間、
そのうち最後の2年間はパパひつじ会長となる。

元パンクロッカー、今おとうさん会の会長である。

そして、幼稚園でこどもたちを前にギターを弾かせてもらうこともある。
我が子におとうさんがステージで生で演奏している姿を見せることが出来た。こういう表現もあるんだよ。 

もうひとつ最後にこどもへの熱量に「カポエイラ」がある。 

長男は年中〜小2現在まで、カポエイラ4年目。
長女は年少〜年長現在まで、カポエイラ3年目。
ブラジル発祥のビリンバウやパンデイロの音に合わせて行う格闘技?であるカポエイラ。
おとうさんは大人の観点から見つけることが出来る技のコツを研究し、それをこどもに教えて、そのアドバイス通りに毎日自主的に練習し技を完成させる。
実にストイックなこどもたちである。

時には迷惑や申し訳ないこともある、 長女は幼稚園でアウー(側転)をして、お友達の顔に足が当たってしまったり、 長男は渋谷のスクランブル交差点をカポエイラの基本ステップのジンガしながら人ごみをよけて進んだり。
でも、日常生活に好きなカポエイラがあるというのは良いことである。
ちなみに、元パンクロッカー、今おとうさんはカポエイラ未経験である。笑。 

サッカーも同様なので割愛します。
ちなみに、こちらも 元パンクロッカー、今おとうさんはサッカー未経験者である。 

実はこのすべての熱量の裏側には、こどもに好きなこと夢中になることを見つけてほしいおとうさん心と、

今しか一緒に楽しむことはできないので、今のうちに100%の熱量を持ってこどもに接するというおとうさん心からなっている。

親が本気でやる姿をこどもは見ている。こどもに対する愛も本気。そこにはものすごいパワーがある。そして楽しんじゃえばいいんだ。葛藤してしまうこともあるけど、楽しんじゃえばいい。

うんちのあとのおしりだって、頼まれればいくらでも拭いてやる!
(今しかできないことだから)。

長男に将棋の相手をしながら、長女にパンをアーンしながら、ギター弾いてやる!

画像5

なんだか、自分の心の中を振り返っているようで、
「おれはそろそろ死ぬのか?」
というかんじですが。
胃カメラ異常なし、現在は健康です。 

まぁなるべく、やり残したことがないように死にたい。

あと1曲レコーディングしたら、 あなのなかにかくれているロバの音源をとりあえずマスタリングして、リリースの準備だけします。

 長男「かずい」が生まれた2009年から 2017年の作品まで。 

言ってしまえば、
これはただこどもの声の記録である。 

1.(これから録る新曲)(2017)
2.グーチョキパー(2016)(フランス民謡)
3.せかいいちたのしいいちにち(2016)(あなロバ)
4.musicmakesthesoundofmusic(2014)(theincrediblemosesleroy)
5.でんでらりゅうば(2014)( )
6.おせんたくあそび(2013)(あなロバ)
7.シリアル&メイプルシロップ(2012)(あなロバ)
8.グッドグリーフ(2012)(あなロバ)
9.デイドリームビリーバー(2012)(タイマーズ)
10.ダフネ(2011)(ジャンゴラインハルト)
11.ファーストセッション(2009)(あなロバ)

現在こんなわたしは間違いなく正直に生きている。

最後に、こんな気持ちを再認識させてくれて、 
LessThanTV谷ぐちさん
YUKARIさん
チーターズマニア共鳴くん
アジカンGotchくん
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?