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朝、一杯のコーヒーを飲む時間はありますか

皆さんは、朝に一杯のコーヒーを飲む時間はありますか?
何かしながら飲むのではなく、ただじっくり向き合い味わう時間。
何も考えない「余白」の時間は、今ここにいる自分に集中できる時間です。

私はフルタイムで会社員をしながら3人の子供をワンオペ育児中です。
毎日忙しい、時間がない、そんな毎日の中で大切にしているのが朝の「余白」時間をつくることです。

この余白があるのとないのとでは、人生の満足度に大きく差が出ます。

人間の脳の容量は限られています。「ワーキングメモリ」という作業をする時に必要な情報を一時的に記憶しておく処理能力があります。例えば日常の会話であれば、相手の話を一時的に記憶して、その内容から相手の意図をくみ取り、その上でどんなことを発言するか取捨選択して会話する。
このような情報処理の流れは、会話だけでなく運動や勉強などほとんどの日常生活に関わっています。

当然、このメモリの容量がいっぱいになると仕事の生産性が下がったり、集中ができない、重要なことへの優先順位がうまくつけれなくなるなど、様々な問題が起こります。そうなると、自分でコントロールできないことが増えるので、人生の満足度も下がり「幸せ」を感じにくくなります。

例えば、いつも何かに追われるように忙しく、やりたいことが全くできないと感じる人は、脳に容量以上のタスクを詰め込みすぎているのが原因かもしれません。ちなみに約7~8個以上タスクがあると容量の限界だと言われています。(人によっては10個以上あったり、個人差があるそう)

とはいえ、情報過多な時代の中で日々のタスク=(やるべきこと)を減らすのは簡単ではありません。なぜなら、減らすということは捨てるということ。よく、部屋を片付ける時はまず使わないものを捨てることが大事だと聞きますが、これが案外難しいんですよね。まだ使うかもしれない、買ったばかりでもったいないとあれこれ考えては結局捨てられないなんて、私はしょっちゅうあります。

やりたいことがたくさんある私は、やるべきことを減らすよりも、5分でもいいので朝の余白時間を作って頭の中をリセットするようにしています。
そうすることで、余白は心の余裕になります。余裕が生まれると、人はクリエイティブな発想ができるようになります。

クリエイティブで印象に残っているのが、とある人気レストランのシェフの休憩時間の使い方の話。そのシェフは、季節のメニューを何にしようか考えるためにふらっと散歩に出かけたり、誰もいない店の中庭で一人ボーッとする時間をあえて作っているそう。
それは、クリエイティブを研ぎ澄ますために重要なプロセス。その余白時間があることで、斬新なアイデアが突然おりてくるのだと話していました。

とはいえ朝はやっぱり眠い。日によっては昨日の疲れが残っていてスッキリ起きれない時もあります。そんな時は、たった5分でもいいので一杯のコーヒーを飲む時間をつくってみてください。ただ飲むことで達成感がみなぎり、前向きな思いが頭の中のネガティブを書き換えてくれます。心と体の矢印が「今、ここにいる自分」に向いていきます。

朝の余白時間は、人生を変える。
一日の始まりは自分の時間を大切にすることから。
毎日忙しくて自分のための時間をとれてないなと感じる方は、ぜひ朝にお気に入りの一杯をただじっくり飲む、そんな余白をつくってみてください。


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