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ADHDの息子とスポーツ

私の主人はサッカーオタク。今でも週3はプレーをして

大会などにも出ている。

毎日のようにYoutubeで関連動画を見て

自分のプレーを娘に動画を撮らせたりして、自画自賛して、娘に嫌がられている(笑)

そんな主人は息子が生まれたら、絶対にサッカーをさせることを決めていた。


息子がADHDと診断されるずっと前。

幼稚園の頃に、地元のスクールに入会させ、

小学校の時には地域のサッカーチームに入会され

主人はそこのチームのコーチになった位の熱の入れようだった。

でも。

息子は幼稚園のころから

チームプレーどころか

一人だけボールを追いかけない

追いかけないから一人だけボールにさわれない

つまらないから、試合中でもコートの真ん中で砂いじり

練習後、皆が遊んでいる時も、一人石を拾い集めて山を作ったりがけに登ってみたりしていた。

そんなだから、チームメイトにも一人だけ

友達の輪に入れず浮いていたし

避けられていた。

大会の時も、

ベンチで一人だけ座らずに

地べたに座り、おやまを作成(笑)

監督の話?

・・・・全然興味ないし、聞いてないし。

主人はそんな息子をよく怒鳴り、怒っていた。

お前のそのやる気のない態度はなんなんだ!

皆に失礼だろ!!

息子はよく泣いて謝っていた。

パパごめんなさい。

本当にごめんなさい。

ポロポロ泣いていた。

きっと息子は、父親を喜ばせたくて、サッカーが嫌いなのに無理やりプレーしているだと思った私は、

サッカー嫌なら、もう辞めてもいいんだよ、と言った。

そしたら、ううん、辞めたくない、と。

確かに一度も試合や練習を嫌がったことはなかった。

友達と自分から混じろうとしに行かないだけで、でも一度混じったら、みんなで楽しそうにしていた。

でもその当時の私は心がモヤモヤ

うちの子って、皆にどう思われているんだろう。。。。。

恥ずかしい

下手だし恥ずかしい

なんでみんなと交われないのかな。。。

嫌われているのかな。

運動神経が悪いのかな。

やっぱり何か、遅れているのかな。

そして、どうして、一人だけボールを追わないのかな。

っていうか、もう私が恥ずかしいから、サッカーなんて

さっさと辞めてもらいたい。。。。。!!

全てが母である私の、自分都合で考えていた。

小学3年生でADHDの診断が下った後は

私も彼と一緒に特性に向き合い選択し、前を向いた。

あの日、もう特性の陰に隠れて生きさせない!

人生を一緒に楽しむ!って決めたんだから!

そしたら彼には、そもそも

空間認知が難しい特性があるとわかり

じゃあサッカーではなく、フットサルはどお?

と切り替えた

そして地元チームではなく

きちんとお月謝を払ってカリキュラムがあり、指導していただけるスクールに通うことにした。

そうしたら、彼の暇な時間は発生しない。

そこでの彼は、水を得た魚のように

本当に楽しそうにボールを追いかけてたくさんゴールを狙っていた

フットサルはコートも人数も少ないから

すぐにボールが回ってくる

コートの中の彼は走って大忙しでした。

自分都合で人に合わせるのではなく、彼の特性に合わせたことを選んでいけばいいと今ならそう分かる


現在中2の息子の一番仲良しの友達は

イケメンバスケットボール部のキャプテン(笑)

息子はそんなキャプテン率いる部活に特別ゲストとして、たまに練習にひきづり込まれている。

それを息子はとても楽しんでいる。

きっとみていれば、目を瞑りたくなるような鈍臭いプレーをしても

誰も君のプレーをバカにする人は一人もいない

どころか

もみくちゃになって、一緒にプレーしている

皆で心から楽しんでいる

それは息子自身が引き寄せた友達が

彼を彼として受け入れているから

息子は

”俺はみんなに少しメーワクかける分、倍にして恩返しする!”

という理念を持っています。

自分らしく、自分を曝け出して

明るくして

人を受け入れて

手を差し伸べている

そしていつも

恩返しすることを楽しんでいれば

また輪が広がっていくと知っている。

私はそれを

”明るいハーモニー”

と呼んで、息子にずっと、伝えてきました。

過去の私があなたなら、

今の私は未来のあなた。


今、私と息子は

たくさんの素晴らしい

友達と

自分自身が引き寄せた素晴らしい環境で

毎日前向きに過ごしています。






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