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おすすめの本『ミラクル』:コミュニティの更新

自分の周りにいる人たちの顔ぶれは、時と共に自然に入れ替わっていきます。

でも、それを意図的に、積極的に行うことで、環境の変化を自ら創っていくこともできるのです。

わたしは、そのことを寂しく感じる必要はないと思うようになりました。

特にこの本に出合ってから。

***

「未来行きの汽車」

「発車します。お乗りになりますか?」
「何処へ?」
「さあ、それはあなた自身でお決めください。」

私は
すこしの間ためらってから
思い切って乗り込みました。
小さなスーツケースにおもいきり希望を詰め込んで。

ふと見れば
となりのプラットホームにとまっている汽車は
なんだかずっと乗り心地が良さそうです。
窓には懐かしい顔が並んでいます。
大きな声で私をよんでいるのも聞こえます。

でも私は決めたのです。
この汽車に乗ろうと。

あの汽車に乗っている人々には
もう二度と逢えないかもしれません。
たとえ逢えたとしても
もう同じ切符を持たず、同じ言葉も持たないかもしれません。

さびしいような気がします。

でも
それで良いのです。

私は
先へ行かなければならないのですから。

***

この本を初めて手に取ったときの胸に湧いた勇気たるや…。


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