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ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)97日目:江戸前鮨「すし匠」

都市封鎖97日目:6月27日(土) 感染者数:872人(前日比6人増)

現代の江戸前鮨職人を代表する中澤圭二氏が4年前にオープンしたワイキキのリッツ・カールトン・ワイキキビーチ内のすし匠に行ってきました。久しぶりに会う仕事関係の友人そして大学時代の同級生も一緒です。

普段は1〜2ヶ月先まで予約がいっぱいの人気店ですが、今は予約も比較的楽に取れます。

カウンターの中で鮨職人の皆さんがキビキビと動いて準備を始めているお店に一歩足を踏み入れると、ピリッとした空気を感じました。席に案内されるまで、入り口近くの椅子で待ちます。そして、中澤氏がカウンターに入ると、今まで以上に緊張した空気が流れたような気がしました。

席に案内されると、中澤氏からのご丁寧なご挨拶。今までの緊張した雰囲気が、一挙にふんわりとした優しい場に変わりました。

私は、席に座ると、いつものようにミラーレスの小型カメラを鞄から取り出しセットアップしました。ちょっと大きめの鞄を椅子に置くと座りづらくグズグズしていたら、中澤氏がすぐに気づいてスタッフに追加の椅子を持ってくるように依頼。目の前に座る客の一挙一動を本当によく見ていらっしゃいます。

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ハワイの食材をふんだんに使ったお料理、そしてなんらかの下ごしらえがほどこされる江戸前鮨の数々、どれをとってもどれほどの時間と年月を重ねた匠の技を感じるものでした。どれも一口で食べることができるのですが、その一口にかかる時間と手間を考えると、とても贅沢な一口です。

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一口づつとは言え、これだけ食べるとかなり満腹状態になってきます。若い友人はまだまだ食べれるということで、お鮨をいくつか追加注文。同級生の友人はもう無理、私は少しだけ追加注文。各人のお腹の状況によって、最後の卵焼きも大きさが違うという心配りです。

お鮨はどれもこれも美味し過ぎて、最後には「美味しい」が普通という滅茶苦茶な味覚の状況に陥ったような気がするほどでした。そして、そのお鮨の美味しさもですが、それ以上に中澤氏のおもてなしが心に残る夜となりました。ご馳走様でした。


(このブログは2020年6月27日にyumiozaki.comに掲載されたブログの転載です)


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