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銀座の老舗フレンチ 銀座レカン(L'écrin)に行ってみた。

フレンチのコース料理ってわくわくしませんか?

先日、知人に連れていってもらった
老舗フレンチレストラン 「銀座レカン」

初めて訪れたときは、予約でいっぱいとのことで断念。
ランチの予約をしてリベンジ。

お料理の味はもちろん、わくわくが詰まったコース料理
だったので、ご紹介します。

※以下紹介するのは、2024年3月末時点でのメニューです。
ド素人の食レポですので、ご承知おきください。

銀座レカン (L'écrin)とは

今年で50周年を迎える老舗フレンチレストラン。
ビル建て替えのため、一時休業していましたが、
2017年にリニューアルオープン。

場所は、銀座4丁目。
つい通り過ぎてしまいそうな入口ながら
秘密のレストランというような雰囲気が漂う扉。

1つ星:高品質な料理
1974年より歴代の料理長が守ってきたのは正統派フランス料理。受け継ぐメニューを置かないのは潮流を読み、進化するため。8代目となった栗田雄平シェフはソースを重んじワインとのマリアージュを図る。

https://guide.michelin.com/jp/ja/tokyo-region/tokyo/restaurant/ginza-l-ecrin
ミシュランガイド


レカンL'écrinとは、
フランス語で「宝石箱」



ランチコース

ランチメニューは大きく2種類。メインのお肉料理を選択。

左のメニューDejeuner
メインは右のメニューSaisonの「仔牛」にしていただきました。

ややこしいことしてすみません。
どうしてもフォアグラが食べたくて、、

すると、自分のチョイスしたコース内容で日付入りの献立表(?)
を作ってくださいました。
仕事早っ(゚д゚)!


アミューズブーシュ(ひとくちのお楽しみ)

タジャスカオリーブのマドレーヌ

お菓子から??
甘いかと思いきやそうでもなく、
ほのかに塩気のあるパンみたいな味。
でも、ふわっと感や食感はマドレーヌそのもの。


パスティスの香るヤリイカとフヌイユ フルーツトマトのスムージー

パスティス:フランスのリキュールの一種。
フヌイユ:ハーブとして用いられる葉と茎の根本にできる白いカブのようなものからなる野菜。和名はウイキョウ。

たしか、ウエイターさんがこう言ってた。
「塩とオリーブオイルだけで味付けしています。」

とてもそれだけとは思えない。
ほどよい甘酸っぱさ。
ちゃんと甘い。
これはトマトの素材の味ってことか。

ショープレートの柄はレカンの”L”
RAYNAUD(レイノー)のオリジナルだそうです。


アントレ(前菜)

「ホワイトアスパラガス」2 種類の仕立てで。

滑らかなバヴァロア ミモザに見立てた八朔とミモレット

上にかかった黄色っぽいのがチーズであるミモレット。
オレンジの粒が八朔 はっさく

下段は甘酸っぱいムースみたいな。
しっとりだけどふわっとしていて口当たりがよい。

おそらくこの中段がホワイトアスパラガス?
イメージする緑のアスパラガスの感じが全くしない。
初めて出会ったみたい。

シンプルに茹で上げて ソースオランデーズ

オランデーズソース:バターとレモン汁、卵黄を使用して乳化させたもの。
濃厚なマヨネーズってかんじ。

はじめましてのホワイトアスパラガス!
たしかに見た目は白いアスパラガス。
でも、とろっとやわらかくて、全くスジがない。驚き。

付け合わせの緑のお野菜と紫のお花。
もちろん食べられるのですが、なんだったか忘れました^_^;


ポワソン(魚料理)

さわら
鰆のロティ 菜の花と浅利のヴルーテ
イベリコ豚生ハムのコンディモン

ロティ:ロースト。オーブンや天火で焼いた。
ヴルーテ:フランス料理の基本ソースの一つ。とろりとしたの意。
コンディモン:手作り調味料の意

鮮やかな緑色のソース。
まろやかで甘味のある感じ。

対照的に生ハムのコンディモンは、お肉をペースト状にしたもので
塩気のインパクトのあり。

私的には、この二つを交互に食べるのが気に入りました。

ヴィアンド(肉料理)

「仔牛」
ブルターニュ産仔牛のロティ
フォアグラのラビオリとモリーユ茸 軽いラグー

ラビオリ:薄いパスタ生地で肉や野菜、チーズなどを包む
モリーユ茸:フランス料理に用いられる春きのこ
ラグ―:煮込んだソース

待ってました!メインのお肉。
とってもやわらかくて旨味たっぷりと言わんばかりの仔牛肉。
何切れでも食べられそう。

そして薄い生地に包まれたフォアグラ。
なかなか食べる機会はありませんが、フォアグラは大好物。

半分はラビオリで、半分はフォアグラだけで食してみました。
こちらも何個でもいけそう。


フランスパン 2種

ここでパンの紹介。
最初にいただいたのがこの2種類のフランスパン。
バターをつけてもそのままでもおいしい。

おかわりはなんと違う種類のパン。
クルミパンをいただきましたが、写真撮り忘れました(T_T)

フロマージュ(チーズ)

フレンチのコース料理では、メインとデザートの間にフロマージュと呼ばれるチーズが出されるのが正式

ここでチーズワゴンが登場。
チーズ好きですが
詳しくないのでウエイターさんにお聞きし、

ヤギ乳のチーズ(右端手前)
カマンベールチーズぽいやつ(ヤギの左)
チェダーチーズぽいやつ(カマンベールの奥、オレンジ色の)
ガーリック味のチーズ(カマンベール左)

をいただきました。

チーズと一緒にレーズンブレッド、マカダミアナッツ、はちみつ、ドライフルーツもつけてくれるので、とても食べやすいです。

デザート

「ショコラ」
トンカ豆の香るクーロンショコラ
グリオットカシスのシャーベット

トンカ豆:独特な甘い香りが特徴のスパイス。果実の種。
グリオット:野生のさくらんぼ

クローンショコラは調べてもわかりませんでしたが
食べてみたら、フォンダンショコラ

中から温かいとろけたチョコレートが出てくるのがたまらない。

甘くて濃厚で温かいショコラと
甘酸っぱくさっぱりした冷たいシャーベット
またしても対照的なのがたのしい。

食後のコーヒー

ドリップ仕立て。深くて濃く、香りもしっかり。
理科の実験器具?と思ってしまったこのコーヒーメーカー。
おかわりもいただけます♪


だいぶお腹もいっぱい。
どれも「美味しい」では表現しきれない味を堪能して
満足感に浸っていると…

ワゴンに乗った大きな箱が登場。
「こちらが最後になります。」とウエイターさん。

ミニャルディーズ:食後の小菓子

この大きな箱はレカン特注。
引き出しは手前に2つ、左右に1つずつ、と上段が開く形状。

ギモーヴ、マカロン、チョコレート、キャラメルなどが詰まっています。

そう、これは、まさに「宝石箱」
店名の「レカン」というわけです。

素敵すぎる(≧◇≦)

甘さたっぷりのお菓子たちと濃厚なホットコーヒー。
小さなスイーツが輝く宝石箱を見て、

最後まで楽しめて大満足~!と思っていたら…

一口サイズのシャーベットが登場。
「これがほんとにほんとに最後です」とウエイターさん(笑)

4種類の中から1つ、左から2つ目の
ミルクベリーっぽいのを選びました。


おわりに

フレンチのコース料理ってわくわくしませんか?
普段と違う、独特な、素敵な空間で、時間をかけて食を楽しむ。

メニューを見てもなんだかよくわからない。
それが逆に、次何が来るんだろう?
と思わせてくれる。

運ばれてきた料理の見た目も美しく
カメラを構えずにはいられない。

はじめましての食材や味付けに出会うことも多い。
同じお店をリピートすることはあっても
コース料理は一定期間でメニューが変わるところがほとんど。

だから、一生に一度だけの味。経験。
なんてよくあること。

ウエイターさんもみな、丁寧に説明してくださるので、
食材や食器など、気になったことを尋ねてみると
より学びがあって、楽しみも増えますね。

地下2階のウェイティングバー

最後までお読みいただき、ありがとうございました!♡



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