見出し画像

理学療法士になるには?中高生へ現役pt学生が教える最適解

こんにちは!現役理学療法学生のゆなです!
この記事を読みにきてくれた方の中には、
理学療法士(Physiotherapist:PT)になりたいけど、何をすればいいのかわからない…。
こんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

Googleで調べてみても、
教科書的なことしか書いてない!
もっと実際の体験談を知りたい!
と思われる方も多いと思います。

今回は、現役理学療法学生であり、

  • 全ての単位を取得、GPA3.0越え

  • バイトにも精を出し、10個以上の様々なバイトを経験、貯金にも成功

  • 遊びも全力!

  • 専門の理学療法以外にも、英語力の向上やスポーツ医学検定の取得

このような経歴をもつ筆者が、理学療法士になるために必要な
1.学力、能力
2.費用 
いくらかかるのか
3.年数  
何年かかるのか
について書いていきます。

この記事を読むことで、
理学療法士になるために必要なことの全てを理解することができます。


PTになるのに必要な学力〜養成校への入学〜

理学療法士になるためには、国に「養成校」として定められた大学もしくは専門学校に入学する必要があります。
学校により必要在籍期間には差がありますが、3年間もしくは4年間です。カリキュラムや設備も学校によって違うため、確認した上でどの養成校にはいるか選びましょう。

以下が日本理学療法士協会によって定められた養成校の一覧になります。

必要な学力、偏差値は?

これらの学校に入学するために必要な学力は、正直それほど高くありません。以下から大学の偏差値一覧を確認することができます。

一番上の京都大学では72.5という数字が見られて驚くかもしれませんが、これは医学部医学科の偏差値であり、理学療法学科の偏差値は60。
最も偏差値が高い大学でも60ということで、非常に入学しやすい学科であることがわかります。京都大学の中では最も入りやすい学科であるとのことです。

PTになるために必要な費用 1年当たり50万円〜

ここではPTになるために必要なお金、その金額について説明していきます。
以下が学校の種類と通う年数による学費の違いを比較したものです。年度や地域によって差はありますが、全国で平均してこのくらいであるという数字を示しています

卒業までにかかる学費

  • 国立大学        2,425,200

  • 公立大学        2,192,350

  • 私立大学        6,138,469

  • 専門学校4年制     5,709,480

  • 専門学校3年制     4,123,500

  • 専門学校4年制(夜間) 4,462,125

  • 専門学校3年制(夜間) 3,050,000

最もお金がかかるのは私立大学に入学した場合で、最も安く済むのは公立大学に入学した場合であることがわかります。

お金がなくてもPTになれるの?


夜間の専門学校を選択すれば、日中の時間に働きながら夜学ぶことができるので、学費を稼ぎながらでも学ぶことができます。
入学時に十分なお金がない…!という人でも、
国公立大学に入学することができれば1年あたり50万円、1ヶ月あたり4万円を貯金することができれば十分に払うことができます。

大学は専門学校よりも授業数が少なく、1年生の時には一週間に1日全休がありましたし、夏休みと春休みがそれぞれ2ヶ月、1年当たり計4ヶ月の長期休みがあります!

【国公立大学理学療法学生の貯金計画・例】
4~7月 前期授業期間
土曜日のみ1日バイトをして月4万円稼ぐ
8~9月 夏休み
3週間のリゾートバイトに二回行き、40万円稼ぐ
10~1月 後期授業期間
土曜日のみ1日バイトをして月4万円稼ぐ
2~3月 春休み
2週間のリゾートバイトに二回行き、30万円稼ぐ
4万円×8ヶ月(授業期間)+40万円+30万円=102万円

これで親の扶養を外れない範囲で、無理なく大きな額を稼ぐことができます!
実家暮らしの方ならこのうちの半額を貯金すれば学費をしっかり用意することができます。

偏差値50程度の学力がある人は大学を、学力に自信がない人は専門学校を選ぶのがよいでしょう。
どの学校に通うかを選ぶときには、

  • カリキュラムの内容

  • 入学に必要な学力

  • 立地、通いやすさ

  • 費用、払えるかどうか

  • 教授、先生の功績、研究内容

を確認するようにしましょう!

養成校に通う年数 3〜4年で大丈夫!

「養成校の学費について」で少しお話ししましたが、理学療法士になるには、最短で3年間の理学療法士養成校を卒業する必要があります。

現時点(2023年9月)では、「3年制の養成校が就職が不利である」ということはありませんが、『日本理学療法士協会』が最低学習年限を4年に引き上げるように国に要請していることから、今後の変化に注目する必要があります。

3年制と4年制の違い

3年制の4年制の大きな違いとしては、授業進度のスピードの違いが挙げられるでしょう。3年制は、納める学費や費やす時間が少なく済む一方で、他の学生が4年間かけて学ぶ内容を3年間で学ぶため、非常にスピーディーに授業が進みます。

3年制の養成校に向いている人は、

  • スケジュールの管理が得意

  • 運動部などで追い込まれた経験があり、プレッシャーに強い

人であると言えるでしょう。

まとめ

本記事では、理学療法士を志す人に必要な学力、お金、時間の三点についてお話ししました。この記事が理学療法士を目指すきっかけになると嬉しいです。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?