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医療ソーシャルワーカー44(家族以外に誰かいるのか)

患者さんが入院した際に必要なことに入院にあたっての同意書の記載等の書類ごと、入院費の支払い、入院中の衣類の洗濯や病状説明を聞くなどがあります。
基本的に上記の対応をしてくれるのは患者さんのご家族が多いですが、ケースによっては身寄りがいない、家族との不和で協力者がいない、家族はいるが認知症や体調不良を理由に対応が出来ないなどスムーズにいかないことがあります。
その際には市役所、地域包括支援センター、ケアマネジャー、民生委員等の地域の協力機関に対応をお願いすることがありますが、支払いや治療方針の同意や決定については対応が難しいことが多々あります。
こういった事案の際に良く医師や看護師からソーシャルワーカーが何とかしろとの指令がありますが、正直なんとも出来ないことがあります。
患者さんの財布から勝手に支払いするわけにもいかないですし、治療方針を勝手に決められません。
家族以外にも治療方針の決定や入院費の支払いの権限を有するサービスがあればどんなに楽だろうと思うこともありますが、倫理的にハードルが高いのでまだまだ普及するのは現実的ではないのだろうと感じます。
優秀なソーシャルワーカーであれば瞬時に解決策を講じることができるのでしょうが私はバタバタ
しながら対応しています。
全国の医療ソーシャルワーカーさんはどうやって対応しているのか聞いてみたいです。

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