家族間承継

親族内承継の課題

親族内承継とは最も一般的にイメージされる事業承継で、親から子供(そのほか親族)に会社を引き継ぐことです。
ただ、他の承継と同様に引き継ぐ際のハードルもあります。

これにはどのようなものがあるでしょうか?

・そもそも引き継ぐ子供がいない。
・子供はいるが、都会で仕事をしていて、引き継ぐ気が無い。
・子供に引き継ぐ予定だが、能力が足りない。
・子供に引き継がせて良いのか分からない。
・業界の先行きが読めないので引き継がせたく無い。
・引き継ぐ資金が準備でき無い
等々

箇条書きにするとどんどん出てきますが、分類すると、

① 親族の存在→引き継ぐ子供がいるかどうか?
② 覚悟と能力→親と子供に引き継ぐ気持ちと能力があるかどうか?
③ 会社の業績→会社(事業)に魅力や将来性があるかどうか?
④ 資金の準備→引き継ぐ資金を準備できるかどうか?

このようになります。
この4つが上手くハマれば、スムーズな親族内承継が可能になります。

①は、大前提になってしまいますが、自分の子供に限らず、親戚も含めて検討すれば選択肢が広がります。
②は、日頃から親族としっかりコミュニケーションを取っていくことが大事になります。
③は、事業にもよりますが、前回の再生のコラムでも書いたように、経営者として常に会社の改善をしていくことがポイントになります。
④は、現在は様々な制度が利用できますので、その辺りを調べておくことで準備ができます。

今後のコラムで、それぞれ具体的に書いていきますので、ご期待ください!

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